ソニーα7R IIIは7000-8000万画素センサーと6K動画を採用する!

α7R II

SONY ALPHA RUMORSによると、SONY JAPANのマネージャーが「α7R II後継機であるα7R IIIには、7000〜8000万画素の新開発裏面照射型イメージセンサーを採用する」と語ったとのことです。

さらに6K動画まで検討しているとのことで、大きな期待と関心が寄せられています。



■α7R IIIはα7R IIから何が変わるのか?そしてフラッグシップα9は…。


SONY JAPANのマネージャーによると、

  • α7R IIIに搭載されるのは7000〜8000万画素の裏面照射型イメージセンサー
  • 裏面照射型イメージセンサーの更なる研究を行っている
  • FE 24-70mm F2.8 GMなどのGMレンズは6000万画素以上に対応出来るようにテストされている
  • 6K動画も検討している

とのこと。

現行のα7R IIは4240万画素裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載していますが、α7R IIIでは一気に倍近い7000-8000万画素まで引き上げられることになります。

高画素化には賛否ありますが、バランスのα7 II、高画素のα7R II、高感度重視のα7S IIというバリエーション展開を行っている分、α7Rシリーズで思い切った高画素化が可能なのは他社と比較した場合のSONYの優位点と言えるでしょう。

また現行のα7R IIも4000万画素を超えながらも高感度耐性は高く、裏面照射型イメージセンサーのポテンシャルの高さ十分に発揮していることや、いずれはExmor RS(積層型CMOSイメージセンサー)の大型化なども、更なる高画素化の後押しとなっているのかも知れません。

同じくSONY製の中判イメージセンサーが1億画素超えをしていることを考えると、35mm判でも7000-8000万画素は高解像度と高感度耐性の両立という画質面でもそれほど非現実的ではないと思いますが、7000-8000万画素でのRAW画像記録や6K動画を考慮すると、SONYのスールカメラで初のXQDメモリーカードが採用される可能性もあるように思います。

動画面において、6K動画も4Kの次という意味で一般ユーザーが扱えない8K動画よりも現実的と言えますし、また6Kに対応するイメージセンサーであれば、読出し速度においても、扱いやすい4Kが現行の30pから待望の60p記録に対応する可能性も高いと考えられます。

気になる発売時期に関しては明らかにされていませんが、現行のα7R IIが2015年8月7日発売であること、α7 IIIの発売が先であろうことを考慮すると、2016年夏〜秋にα7 III、2016年冬〜2017年春にα7R IIIが登場するのではないかと予想されます。

EOS 5DsEOS 5Ds Rによって奪われた画素数首位の座を奪還し、加えて6K動画も検討しているとのことで、相変わらずSONYは攻めの姿勢のようです。

SONY ALPHA RUMORSの言うように、やがて来るであろうフラッグシップ機であるα9の登場にも大きな期待がかかります。

参考:SONY ALPHA RUMORS
画像:SONY

Reported by 正隆