SONYがUMC-S3Cを海外発表しました。α7S IIのイメージセンサーを採用したSONYフルサイズ機中最小のモデルとなっており、その超高感度撮影を生かして監視カメラや夜行性野生動物の撮影に適した機種となっています。
今回はこちらをざっとご紹介させて頂きます。ビデオカメラと言っても静止画撮影にも対応しており、超小型化されたα7S IIと考えても良いのかも知れません。
■SONY UMC-S3Cってどんなカメラ?
SONY UMC-S3Cビデオカメラは、通常撮影が困難な低照度下での撮影が可能な4Kビデオカメラとなっています。4Kビデオカメラの中で最高レベルの高感度耐性を誇るこのUMC-S3Cは、ビデオカメラではありますがスチール撮影にも対応しています。
ISO409600までの高感度撮影に対応しており、極端な低照度下でも低ノイズでの撮影が可能です。加えて本体重量は約400gに抑えられており、これはフルサイズ機としては非常に軽量なα7S IIの約584gと比較しても大幅な軽量化を果たしています。
本体は操作部が省かれており、micro USBケーブル、もしくはリモートコントローラーによるソフトウェアによる外部からの操作となっています。
UMC-S3Cは災害対応、野生生物観察、風景撮影や測量、監視及び検査業務などに適しています。またHDMI出力によるライブビュー表示も可能で、設置されたUMC-S3Cの映像を離れた場所からモニタリングすることも可能です。
本体部にはメモリーカードスロットを備えており、64GBメモリーカード使用時では、4K/30p/60Mbpsで125分までの動画記録が可能とのことです。またXAVC Sフォーマットに対応しています。
UMC-S3Cの発売日はアメリカでは2016年8月を予定しているとのこと。
■無限の可能性ってやつさ!
アイデア次第でさまざまな使い方出来そうですが、夜行性野生動物の撮影やセレブの自宅の監視カメラなんかに面白いかも知れませんね。夜でも訪問者がバッチリ見えるという…。
画像:SONY
Reported by 正隆