ニコンD5の画質・機能などの詳細レビュー!

D5

ePHOTOzineに、ニコンのフラッグシップ一眼レフであるD5の詳細レビューが掲載されていましたので、御紹介します。

D4から4年ぶりのフルモデルチェンジとなったD5ですが、果たしてどれほど進化を果たしたのか!?



■ニコンD5の特長


  • 153測距点、99点ものクロスタイプセンサーを搭載している点
  • 暗所に強い-4EV対応測距点
  • ファインダーブラックアウトタイムの短さ
  • AF追随秒間12コマ
  • ミラーアップモード秒間14コマ
  • 連続撮影枚数RAW200コマ
  • 改善され使い易いグリップ形状
  • 暗所撮影で便利なボタンイルミネーション
  • ISO50-3,280,000対応のISO感度
  • 常用ISO100-102,400の高感度耐性
  • タッチスクリーン液晶
  • 3.2型235万ドット高解像背面液晶
  • 4K UHD(3840×2160)記録可能な動画
  • 動画撮影に適した「フラット」プロファイル
  • 高度な設定が可能なビデオオプション
  • ヘンドフォン端子とマイク端子の搭載
  • 高速なXQDカードへの対応
  • 実測で8000枚までの撮影が可能だった驚くべきバッテリー寿命
  • 非常に頑丈でタフなボディ構造
  • 正面から背面までしっかりとした大型ラバーグリップ
  • 縦位置撮影時にしっかりとグリップ出来るようになっている親指のサムレスト
  • EOS-1D X Mark IIよりも軽いボディ
  • 大きなレンズを使用する場合には、それほど苦ではない点
  • 扱い易い位置に移動されたISO感度設定ボタン
  • 光学ファインダーは大きくまた明瞭で見やすい
  • また選択測距点がよく見えるオーバーレイ表示も使い易い
  • 取り外しが容易な接眼レンズ
  • ファインダーはフッ素コーティングされており、指紋なども付きにくい
  • メニューは再生・撮影・動画・カスタム・セットアップ・レタッチなどに分かりやすく分類されており、迅速なアクセスが可能になっている
  • 液晶モニターは高解像で視野角も広く、太陽光の下でも確認し易い
  • タッチスクリーンは画像の拡大・縮小とライブビューでの測距エリア選択、任意の場所を選択してのスポットホワイトバランスデータの取得などに対応しているが、メニュー操作などは受け付けない

■ニコンD5の画質評価


ダイナミックレンジとディテールに優れた低感度画質

ニコンD5のディテールや色再現は良好で非常に綺麗に見えます。先鋭な画質を誇りますが、あなたの好みだけでなく、あなたの目的に応じたカスタマイズが可能で、シャープネス・透明度・コントラスト・明度・彩度・色味を制御し、カメラ内で微調整することが可能です。

またダイナミックレンジは良好で、アクティブDライティングを使用し更に画像のダイナミックレンジを拡張することが可能です。

ライバルに勝る高感度耐性

ISO12800やISO25600では前モデルであるD4Sよりも優れたノイズ耐性を誇り、ISO51200においてもD4Sと比較してカラーノイズを良好に抑えています。ISO204800でさえ使用可能な画像を得ることが出来ますが、ISO409600ではノイズが増大し彩度が低下しますが、監視用のなどの撮影には有用であると言えます。

高感度耐性に関してD5は、EOS-1D XEOS 5D Mark IIIEOS 6Dα7 IIα7R IIといったカメラよりも優れています。

■ニコンD5の色再現性


良好なホワイトバランス

ホワイトバランスモードには、3つのオプションがあり、

  • 標準
  • 白を優先する
  • 温かみのある電球色を残す

などがあり、更に必要に応じてより正確にホワイトバランスを調整することも可能です。

混合照明下でもオートホワイトバランスの精度は良好で、新しく追加されたオプションメニューの「白を残す」を選択すると、良好な結果を得ることが出来る。

■ニコンD5の動画性能


動画は4Kに対応しており、ステレオマイクも内臓。フリッカー低減やマイク感度調整、風切り音低減などのオプションだけでなく、タイムラプスムービーを作成するメニューもあります。

また動画中の撮影感度もISO50-3,280,000までフルに対応しています。

■ニコンD5の総合評価


D5は高速連写と改良されたオートフォーカスシステム、解像力だけでなくISO感度設定範囲でD4Sユーザーのアップグレードにもオススメです。

ISO6400、さらにはISO25600までの高感度撮影でも実用可能で、必要であればそれ以上の高ISO領域でもノイズレベルは改善されています。

もしあなたがD5EOS-1D X Mark IIの選択で迷っているのであれば、EOS-1D X Mark IIのレビューも待つと良いだろう。バッテリーの寿命は約8000枚もの撮影が可能であった。

Wi-FiやGPSが搭載されていないのは不満点。また4K動画も現時点では3分間の制限がついているが、これはファームアップデートで改善されるかも知れない。

D5は優れたオートホワイトバランスを持ち、低ノイズかつ良好な画質です。

■ニコンD5の長所と短所


長所

  • 驚異的なバッテリー寿命
  • 超高感度撮影と高いノイズ耐性
  • 暗所でも使い易いボタンイルミネーション
  • 4K動画の搭載
  • マイク/ヘッドホン端子の搭載
  • 非常に優れたオートホワイトバランス
  • 高解像背面液晶モニター
  • 電子水準器の搭載
  • USB 3.0インターフェイスの採用

短所

  • Wi-Fiの非搭載
  • サイズと重量はあなたの撮影を制限するかも知れないこと
  • 4K動画の3分間制限
  • タッチパネル液晶の機能制限
  • のサイズと重量は、あなたがそれを使って撮影時間の量を制限する可能性があるリミット値を記録するビデオの時間を、4Kのための3分限定のタッチスクリーンは、制御ラウドシャッター

■フラッグシップ一眼レフの面目躍如


ePHOTOzineの総合評価としては、☆5点満点中の☆4.5ということで、非常に高い評価を得ています。ニコンD5D4Sからの買い替えユーザーでも十分なメリットがある機種となっているようです。

新機能である白を優先するオートホワイトバランスモードは効果的に機能しているようで、暖色系であったニコンのホワイトバランス傾向に抵抗があった方にも満足できる仕上がりとなっているようです。

参考:ePHOTOzine
画像:ePHOTOzine

Reported by 正隆