カメラやレンズ、アクセサリーなど機材や防寒用の衣類を沢山持ち運びたい、そんなカメラマンにとってバックパックは頼もしいもの。
しかしバックパックはショルダーバッグタイプのカメラバッグと比較すると、荷物の出し入れの度にバッグを下ろさねばならず、レンズ交換などはついつい諦めがち。
そんなカメラマンのための革新的バックパック型カメラバッグ、PAXIS「Mt Pickett」をご紹介します。
■PAXIS Mt Pickett最大の魅力、荷物を下ろさずレンズ交換!
バックパックタイプカメラバッグのメリットとデメリット
機材が増えたり、風景撮影などで移動が多くなると、片側に重量がかかるショルダーバッグ型のカメラバッグよりも、バックパックの方が荷重が分散されて楽になります。
ただしバックパックタイプでは、出し入れが煩わしいのが大きな欠点で、レンズ交換時などは撮影のタイミングを逸してしまったり、交換そのものを諦めてしまいがちです。
大量の機材や荷物を楽に運びたい、しかしレンズ交換はスムーズに、そんな方にピッタリのバックパックがPAXIS Mt Pickettとなります。
バックパックタイプの弱点を克服したPAXIS
PAXISMt Pickettはショルダーハーネス部分のケーブルを引くことでロックが解除され、2気室構造になった下部コンポーネントを手前側に稼働させることが可能になっています。
このユニークな構造により、下部コンポーネントにレンズを収納しておけば、バックパックタイプでありながらバッグを下ろすことなく、レンズ交換が可能というわけです。
またこの下部コンポーネントは再び背面に回して軽く押し付けるだけでロックされます。
これならレンズ交換を素早く行いつつ、機材や防寒着などを大量に持ち運ぶことが可能ということで、本格的な風景撮影などで高い威力を発揮することでしょう。
PAXISMt Pickettは18リットルの「Mt Pickett 18」と20リットルの「Mt Pickett 20」という2つのタイプが用意されています。20リットルタイプでも重量は2.49kgということで、一般的なバックパックタイプのカメラバッグと比較しても重くないのも大きな魅力です。
以前think TANK Photoにローテーション360という似たような発想のバッグがありましたが、現在は廃盤となっているようです。またローテーション360よりもスマートに動作する点もPAXISの魅力と言えるかも知れません。
画像:Paxispax.com
動画:Paxispax.com
Reported by 正隆