パナソニックの新高級単焦点レンズ、LEICA DG SUMMILUX 12mm / F1.4 ASPH.が正式発表されました。
■LEICA DG SUMMILUX 12mm / F1.4 ASPH.の概要と特徴
優れた画質
ライカの厳しい基準をクリアしたLEICA DG SUMMILUX 12mm / F1.4 ASPH.は、非球面レンズを2枚、UEDレンズを2枚、EDレンズを1枚使用し、サジタルフレア、色収差、周辺減光等を徹底的に抑え、画面周辺部に至るまで豊かな階調を持つ緻密で自然な描写力を発揮します。
雄大に広がる風景、都市の景観、そして星空や夜景など高い描写性能が求められる被写体に適しており、また、F1.4の明るさで、室内などの低照度下での撮影やボケを生かした撮影にも最適です。
また、F1.4の大きなボケを生かして広角ポートレートやスナップ撮影にも威力を発揮する1本です。
レンズ構成図
レンズ構成は12群15枚(非球面レンズ:2枚、EDレンズ:1枚、UEDレンズ:2枚)ということで非常に豪華な構成となっています。
MTF曲線
MTF曲線をみると、最周辺部では画質劣化が見られるものの、そこまでは非常に高い位置で安定しており、サジタル・メリジオナル曲線が近い位置にあるためボケ味も期待できそうです。
240fps駆動の高速オートフォーカス
動画撮影中、AFサーチのためにレンズが前後するため微小な画角の変化が起こりますが、その際の画角の変化が極小に抑えられています。
さらに240fps駆動の高速・高精度コントラストAFに対応し高速・高精度AFを実現し、被写体に一瞬で焦点が合いシャッターチャンスを逃しません。
直感的な絞り操作が可能な絞りリングを搭載
レンズ鏡筒部に絞りリングを搭載。オールドレンズで慣れ親しんだリング操作で、クラシカルな佇まいと直感的な絞り操作を実現しています。
ファインダーを覗いた状態でも、レンズのリング操作で露出や被写界深度を調整できるので、撮影環境や被写体の変化により感覚的に対応することができます。
屋外でも気兼ねなく使える防塵防滴
野外での幅広いシーンに対応できる防塵・防滴仕様で、機動力のある撮影が可能に。天候に左右されることなく、突然の数少ないシャッターチャンスをとらえることができ、水滴やほこりから大切なレンズを守ります。
■LEICA DG SUMMILUX 12mm / F1.4 ASPH.の主な仕様
品番 | H-X012 |
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レンズ構成 | 12群15枚(非球面レンズ:2枚、EDレンズ:1枚、UEDレンズ:2枚) |
マウント | マイクロフォーサーズマウント |
画角 | 84° |
光学式手ブレ補正 | × |
焦点距離 | f=12mm(35mm判換算:24mm) |
最小絞り値 | F16 |
開放絞り | F1.4 |
絞り形式 | 9枚羽根 円形虹彩絞り |
撮影可能範囲 | 0.2m-∞ (撮像面から) |
最大撮影倍率 | 0.1倍(35mm判換算:0.2倍) |
フィルター径 | φ62mm |
防塵・防滴 | ○※1 |
最大径×長さ | φ70mm×約70mm※2 |
質量 | 約335g (レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず) |
付属品 | レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズポーチ |
画像:Panasonic
Reported by 正隆