サンコーから斬新な釣竿型カメラ、テレスコピックカメラが発売されました。この斬新なカメラは静止画と動画撮影に対応しており、今まで撮りづらかった構図での撮影を可能にします。
今回はこのテレスコピックカメラをご紹介します。
■テレスコピックカメラの魅力
テレスコピックカメラは作品的な写真のために開発されたカメラではなく、屋根裏や天井裏、工事現場や災害時の高所の確認などのために開発されたカメラです。
一脚のような3連伸縮ロングポールの先端に形状記憶チューブ付きカメラを搭載しており、撮影画像を手元で確認するためのライブモニターとカメラを操作するためのコントローラーを搭載しています。
全長は約3.6mあり、足場や脚立を必要とせず高所や狭い場所を撮影することが可能です。
■テレスコピックカメラの特徴
テレスコピックカメラはカーボンファイバー製となっており、超重量は500gしかありません。また一脚のような伸縮式になっているため、縮長は1.08m、最長で2.85mまで伸ばすことが可能です。
カメラ先端部は23mm、硬度の高いサファイアガラスが採用されており、傷つきにくくなっています。カメラ周辺には調光機能付きのLEDライトが12灯搭載際されており、暗く見えにくい箇所でも明るく照らします。
また防水性能もIP68の高い防塵防滴性能を有しています。
手持ちハンドル部にコントローラーが内蔵されており、手元での操作が可能。4.3インチのモニターは遮光フードを取り付けることが出来るため屋外での視認性を高めると共に、モニターはボールジョイントによる可動が可能で、見やすい方向に向けることが出来るようになっています。
簡単一発操作で迷うことなく録画に写真撮影。撮った映像をすぐプレビューすることが可能です。録画解像度720×576、720×480、640×480の3つから選択。
解像度に関してはまだまだ不足していますが、今後の進化に期待したいところです。フレームレートは、15FPSまたは30FPSの2つから選択。その他にも感度/画質調節、1ファイルの長さ設定などのレコーダー設定があります。
バッテリーは、5200mAhのリチウムイオン電池2本。充電器で充電する方法とコントロールハンドルに充電池を入れたまま充電する方法の2つ。満充電約3.5時間で連続使用約4.5時間。
記録メディアはSDカード(〜32GB対応)。8GBのSDカードが付属します。
羽根型とボール型の2つのアッタチメントが付属。羽根型は、チリやゴミなどを払いカメラを進めやすくします。ボール型もまた配管内をスムーズに進めやすくカメラを傷付付けないようガードします。
付属品が全て収まる専用のハードケースに収納でき、総重量約6.2kgとなっています。
■テレスコピックカメラの仕様
- サイズ:70×3,600×75mm
- 重量:1.4kg
- カメラ先端径:23φ
- 全長:約3.6m(形状記憶チューブ付きカメラ+伸縮ロングポール+コントロールハンドル)
- パンフォーカス:60mm~200mm
- 動作環境 温度:-10℃~50℃
- 光源:高輝度白色LED12灯(調光機能付き)
- 防水性:カメラチューブ部防水あり(50cm)IP68
- 表示部 :4.3インチカラー液晶ディスプレイ バッテリー
- リチウムイオンバッテリー充電時間:約3.5時間
- 連続駆動時間:約4.5時間
- 解像度:720×576、720×480、640×480
- 記録メディア:SDカード(〜32GB)
- 静止画記録形式:JPEG
- 動画記録形式:AVI
- 付属品:コントロールハンドル、3連伸縮ポール、形状記憶フレキシブルチューブ付きカメラ、日よけ、モニター、SDカード(8GB)、充電池×2、充電器、充電器用ケーブル、充電アダプター、アタッチメント2種、SDカードリーダー、ケース鍵×2、ゴムリング×2、マイク、六角レンチ、精密ドライバー、日本語取扱説明書
- パッケージ サイズ:(幅)155×(奥行)1160×(高さ)280mm
- 重量(内容品含む):7,000g
- 保証期間:12ヶ月
画像:THANKO
Reported by 正隆