バーニング・マンは、アメリカ北西部の人里離れた荒野で年に一度約一週間に渡って開催されるイベントです。会場となるブラックロック砂漠はネバダ州リノ市の約150km北北東に位置する乾湖となっています。
バーニング・マンの各参加者はこの砂漠に街を作り上げ、約一週間に渡って自分を表現しながら共同生活を営みます。そして一週間後すべてを無に帰すというイベントです。
「バーニング・マン」の名前は、最終日の深夜街の中心に立ち続けていた人型の創造物「ザ・マン」に火を放ち完全に焼却することでイベントを終わらせることに由来します。
フランスのフォトグラファー、VICTOR HABCHYさん(HABCHYさんのWebサイトはこちら)がこのバーニング・マンイベントの世界観を良く伝える写真を発表していますのでご紹介します。
バーニング・マンとVICTOR HABCHYさんの織りなすシュールでちょっと不気味な世界観は、見る者を釘付けにする魔力を秘めていると言えるでしょう。
■VICTOR HABCHYによるバーニング・マンの世界
バーニング・マンイベントの根本理念十ヶ条
- どんな者をも受け入れる共同体である(Radical Inclusion)
- 与えることを喜びとする(Gifting)
- 商業主義とは決別する(Decommodification)
- 他人の力をあてにしない(Radical Self-reliance)
- 本来のあなたを表現する(Radical Self-expression)
- 隣人と協力する(Communal Effort)
- 法に従い、市民としての責任を果たす(Civic Responsibility)
- 証拠は何も残さない(Leaving No Trace)
- 積極的に社会に参加する(Participation)
- 「いま」を全力で生きる(Immediacy)
参考:Burning Man
画像:VICTOR HABCHY
Reported by 正隆