ニコンが2016年02月に発表し、当初2016年06月の発売を予定していた高級コンパクトデジタルカメラ「DL18-50 f/1.8-2.8」「DL24-85 f/1.8-2.8」「DL24-500 f/2.8-5.6」の発売中止を決定したとのこと。
画像処理用のICに不具合が見つかったとして発売を延期しましたが、その後開発費が増加したことや市場の減速に伴う販売想定数量の下落等も考慮し、収益性重視の観点からこのたび正式に発売中止を決定したとのこと。
今回はこのNikon DLシリーズの発売中止のニュースをご紹介します。
■Nikon DLシリーズ発売中止のニュース
ニコンの正式発表は以下の通り。ニコン公式より引用。
“株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)は、発売時期を未定としておりました、プレミアムコンパクトデジタルカメラ「DL18-50 f/1.8-2.8」「DL24-85 f/1.8-2.8」「DL24-500 f/2.8-5.6」の発売中止を決定しましたので、お知らせいたします。
「DLシリーズ」は、発表当初2016年6月発売予定としておりましたが、画像処理用のICに不具合があることが判明したことから、発売を延期させていただいておりました。
その後、お客様にご満足いただける商品とすべく、全力をあげて開発に取り組んでまいりましたが、開発費が増加したこと、および市場の減速に伴う販売想定数量の下落等も考慮し、収益性重視の観点から、発売中止を決定いたしました。
製品の発売を長らくお待ちいただいたお客様をはじめ、販売店や関係者の皆様には、多大なるご迷惑をお掛けしますこと、心よりお詫び申し上げます。”
Nkon DLシリーズは、COOLPIX Aに続く大型センサー搭載のニコンとしては珍しい高級コンパクトデジタルカメラシリーズでしたので残念ですね。CP+も近いため、ニコンからインパクトのある新機種が発表されることを楽しみにしたいと思います。
ちなみに現在各社の2016年以降に発売された1.0型以上の大型センサー搭載高級コンパクトカメラの主要なものでは以下のようなものがあります。
キヤノン
ソニー
パナソニック
フジフイルム
ライカ
画像:Nikon
Reported by 正隆