最強双眼鏡はどれだ!?観劇・鳥見・星見など用途別にご紹介!

SWAROVSKI EL 8.5×42SV WB

皆さん双眼鏡を使ってますか?双眼鏡は観劇やバードウォッチング、天体観望などさまざまな用途で使用されますが、超望遠レンズを使うような撮影の必需品でもあります。

観劇・鳥見・星見などさまざまなシチュエーションで双眼鏡のチョイスは変わってきます。そこで今回は用途別におすすめの双眼鏡をご紹介します。



■観劇用おすすめ双眼鏡:ZEISS TERRA ED Pocket 8×25


ZEISS TERRA ED Pocket 8×25

TERRA ED Pocket 8×25は気軽にいつも持ち歩くのに適した双眼鏡で、旅行やお散歩に持ち歩くのにもおすすめです。その軽さを生かして観劇などのオペラグラスとしてもオススメのモデルとなっています。

グラスファイバーで強化された防水仕様となっており、観劇で防水?と思われるかもしれませんが、防水であるということは誇りも入りにくいため、さまざまなシチュエーションで気兼ねなく使うことができ、収納時は非常にコンパクトに折りたためるため、いつもポケットに入れておくにもオススメです。

TERRA ED Pocket 8×25の最短撮影距離は1.9mと短いため、屋外・屋内を問わず使いやすいスペックとなっています。また何と言ってもわずか310gという軽量仕様ももちろん大きな魅力です。

モデル名 TERRA ED Pocket 8×25
倍率 8倍
対物レンズ径 25mm
ひとみ径 3.1mm
防水性能 100mbar(窒素ガス封入)
作動温度範囲 -20°C~+63°C
最短焦点距離 1.9m
1,000m視界 119m
アイレリーフ 16mm
視度補正範囲 ±3dpt
コーティング 疎水性マルチコーティング
重さ 310g
作動温度範囲 -30/+63℃
高さ/幅 111mm/115mm(PD65mm)

■風景観望用おすすめ双眼鏡:Canon 12×36 IS III


Canon 12×36 IS III

12×36 IS IIIはいわゆる防振双眼鏡で、手ぶれ補正を内蔵しています。そのため12倍という手持ちで見るにはぶれやすい高い倍率でありながら安定した映像を見ることが可能です。

双眼鏡における防振機構は、応答性に優れ、かつ小型・軽量であることが必要です。そこで12×36 IS IIIはバリアングルプリズムを搭載しています。バリアングルプリズム(VAP)は、2枚のガラスと蛇腹状の筒で液体を包み込む構造の、いわば“液体レンズ”です。

このレンズがブレに応じて形を変えることにより、光線の屈折方向を変化させ像を安定させ、手持ちでもレンズ本来の高解像度を活かした鮮明な像を得ることを可能にしています。

12×36 IS IIIは従来機に比べISユニットの小型化により、双眼鏡を大型化することなく手ブレ補正を実現しています。また小型化だけでなく省電力化を果たしており、単三乾電池使用で約9時間もの連続作動(従来モデルは約4時間)を実現しています。また手ぶれ補正ボタンを押してから像が安定するまでの時間も大幅に短縮しています。

モデル名 12×36 IS III
倍率 12倍
対物レンズ有効口径 36mm
実視界 5°(1000mにおける視界87.5m)
見かけ視界 55.3°
対物レンズ構成 1群2枚
射出瞳径 3.0mm
アイレリーフ 14.5mm
プリズム形式 ポロII型プリズム
眼幅調整範囲 55mm〜75mm
ピント調整方式 対物レンズ繰り出し方式
ピント調節つまみ回転による
左右視度差調整方式 右接眼レンズ繰り出しによる(±3.0dpt)
最短合焦距離 6m
手ぶれ補正方式 バリアングルプリズムによる光学補正式
補正角度 ±0.8°
振動検知方式 振動ジャイロセンサー(ピッチ・ヨーの2個)による
電源 単3形乾電池×2本(バッテリーパックBP-B1使用可能)
常温(25℃) アルカリ電池 約9時間(ニッケル水素電池も使用可能)
低温(–10℃) アルカリ電池 約1時間(ニッケル水素電池も使用可能)
バッテリーチェック 手ブレ補正動作中、上部表示ランプ(LED)が点灯
大きさ 127(幅)×174(高さ)×70(厚さ)mm
質量 約660g(電池別)
接眼見口 ゴムアイカップ(折返し可能)
標準付属品 ケース、ストラップ、接眼レンズキャップ

■バードウォッチング用おすすめ双眼鏡:SWAROVSKI EL 8.5×42SV WB


SWAROVSKI EL 8.5×42SV WB

EL 8.5×42SV WBはバードウォッチャーにとって憧れの、そして至高のバードウォッチング用双眼鏡です。

EL 8.5×42SV WBの見え味は最高といえるものです。明るくシャープな像は正確な色再現によるもので、長時間の使用でも視力への影響が少ない設計です。

1.5mの最短合焦距離、高いコントラスト、周辺部に至るまで平坦な視野、非常に少ない色収差、さらにハイ・アイレリーフ設計によって眼鏡使用時も周辺の視野まで見やすい設計となっています。対物レンズは3枚ものレンズを採用した贅沢な設計です。

傷つきにくいスワロフスキー独自のコーティングである「SWAROBRIGHT」「SWARODUR」「SWAROTOP」を採用しています。

EL 8.5×42SV WBは単に見え味が良いだけの双眼鏡ではありません。対物レンズキャップは鏡筒のふちに装着する形で、紛失することなく気兼ねなく使用することが可能です。

EL 8.5×42SV WBのこだわりはストラップにまで及びます。細身のストラップは使用中のねじれや取り回しの煩わしさが大幅に軽減されています。

モデル名 EL 8.5×42SV WB
倍率 8.5倍
対物レンズ径 42mm
ひとみ径 4.9mm
アイレリーフ 20mm
1,000m視界 133m
実視界 7.6°
最短合焦距離 1.5m
長さ 160mm
131mm
高さ 61mm
重さ 800g
適応温度(操作時) -25°C〜+55°C
適応温度(収納時) -30°C〜+70°C
防水性能 窒素ガス封入・水深4m

■星野観望用おすすめ双眼鏡:Kowa HIGH LANDER
PROMINAR


Kowa HIGH LANDER PROMINAR

HIGH LANDER PROMINARは蛍石を採用し、焦点距離の長いレンズで発生しやすい色収差を大幅に低減しています。82mmの大口径対物レンズは周辺部まで歪みのない視野を確保し、明るくシャープな像を得られます。

標準アイピースは32倍ですが、オプションで21倍と50倍のアイピースが用意されています。

HIGH LANDER PROMINARは軽量で強靭なアルミダイキャストボディで構成されており、扱いやすく、気密性・耐久性に優れています。また完全防水構造のほか、内部に窒素を封入することでレンズの曇り防止も実現しています。

接眼部は45度の傾斜がついているため、上空の長時間の観察・観測を無理のない楽な姿勢で行えます。市販のフィルターが取り付けできるよう95mmのフィルターネジがあり、TP-95FTが取り付け可能です。

モデル名 HIGH LANDER PROMINAR
対物レンズ有効径 82mm
最短合焦距離 20m
大きさ 430×240×150mm
重量 6.2kg
フィルター径 95mm

画像:Amazon,ZEISS,SWAROVSKI,Kowa

Reported by 正隆