世界にはさまざまな絶景があり、皆さんも一生のうちに一度は行ってみたい、写真を撮りに行きたいという場所があるのではないでしょうか?
数ある絶景の中でも、アメリカ西部のモニュメント・バレーへと続く道は、「旅路」を強くさせるものになっています。
というわけで今回は、生きてるうちに行ってみたい絶景撮影地、アメリカ「モニュメント・バレー」をご紹介します。
■モニュメント・バレーとは?
モニュメント・バレーとは?
モニュメント・バレーは、アメリカのアリゾナ州とユタ州の州境にあります。テーブル形の台地や岩山が点在し、あたかもモニュメントが並んでいるように見えることからこの名が付きました。
古くからのナバホ族居住地域で、居留地となった現在では、その一部はナバホ族管轄のもと一般に開放する形で公開されており、ナバホ族(インディアン)の聖地とも呼ばれています。
モニュメント・バレーは谷底の標高は、谷底の標高が1,500〜1,800mもあります。
モニュメント・バレーは乾燥地帯であるため、夏は暑く冬は寒いのですが、最も暑い7月の平均最高気温は33.3°、最も寒くなる1月の-4.3°となっており、それほどとてつもない暑いとか寒いといった場所ではありません。
モニュメント・バレーは何と言っても、モニュメント・バレーへと続く163号線とその先にモニュメント・バレーが見えている景色が魅力でしょう。
遥か彼方を目指したくなる果てしなく続く道は、まさに旅路の醍醐味を感じさせるものと言えるでしょう。
■アンテロープ・キャニオンもおすすめ
アンテロープ・キャニオン
モニュメント・バレーに行ったならついでに是非行ってみたいのがアンテロープ・キャニオンでしょう。といってもなにせ広いのでモニュメント・バレーとは100kmほど離れていますが。
アンテロープ・キャニオンはアメリカ南西部では、最も写真撮影され多くの人々が訪れるスロット・キャニオンでアッパー・アンテロープ・キャニオンと、ロウワー・アンテロープ・キャニオンに分かれています。アッパー・アンテロープ・キャニオンの方が圧倒的に人気があるため、そちらがおすすめでしょう。
注意して頂きたいのはアンテロープ・キャニオンは勝手に立ち入ることは出来ず、事前申請が必要で、一日に5〜6回程度、一度に入れる人数にも制限があるため、早めの申請が必要ですから気をつけましょう。面倒な方は旅行会社のツアーを申し込んでみるのも手です。
アッパー・アンテロープ・キャニオンは、キャニオン頭頂の開口部から太陽の光が光芒となって差し込むため、この光景が非常に美しく、世界中から観光客が訪れます。この現象は夏の正午付近など、太陽が高く昇る時に特に起こりやすいとのこと。
対してロウワー・アンテロープ・キャニオンは、長く狭い場所が多く階段はあるものの全体的に足場が悪いことから観光地としてはロウワー・アンテロープ・キャニオンほど人気はないものの、アッパー・アンテロープ・キャニオンよりも人が少ないためか写真家の人気は結構あるとのこと。
アンテロープ・キャニオンは数十キロも上流で降った雨が突然鉄砲水としてキャニオンに流れ込んでくることがあり、1997年08月12日にはロウワー・アンテロープ・キャニオンにおいて、11人の観光客が鉄砲水の犠牲となる事故が起きています。
その際キャニオン自体には雨が降っておらず、鉄砲水を監視している現地の管理係の予告にしたがって行動する必要があります。
■魂を揺さぶる光景
「旅」を感じさせる光景
モニュメント・バレーは、一般の観光客が許可なしで入ることが出来るエリアと、ナバホ人が運営するツアーに参加することで回ることが出来るエリアがあります。
モニュメント・バレーは「ザ・アメリカ西部」と呼ばれますが、モニュメント・バレーとそこに至る道は、まさに「旅」を感じさせる景色です。
果てしなく続く道の彼方にモニュメント・バレーが見えてきた時、まさに魂を揺さぶる光景に出会えることでしょう。
画像:Wikipedia
Reported by 正隆