フォトマスター検定の予想問題です。フォトマスター検定勉強法も掲載していますので、参考にして頂ければと思います。
過去の各級の予想問題のまとめ
合格目指してさっそく問題です!
難易度:1級レベル
問:上の図は広角レンズの代表的なレンズ構成図であるが、このレンズ構成の発明者は誰か?次の中から選べ。
① ルートヴィッヒ・ベルテレ
② パウル・ルドルフ
③ エルハルト・グラッツェル
正解はこのあとすぐ!
■正解は③(エルハルト・グラッツェル)
問題図はディスタゴン
問題図は先頭が凹メニスカスレンズ、後群が凸レンズであることから広角レンズのディスタゴンタイプのレンズ構成図である事がわかります。そのため、発明者は③のエルハルト・グラッツェルとなります。
エルハルト・グラッツェルはカール・ツァイスのレンズ設計者で、コンピュータを用いたレンズ設計方法「グラッツェル法」を確立し、ホロゴンやディスタゴンを発明、コンタックスRTS用のレンズを始め多数のレンズを設計したことでも知られています。
ゾナーやプラナーのレンズ発明者
①のルートヴィッヒ・ベルテレはドイツのレンズ設計者で、ゾナー、ビオゴンといった現在でも使われているレンズ構成型のいくつかを考案した人物です。
②のパウル・ルドルフも同じくドイツのレンズ設計者で、プラナーやテッサーといったやはり現在でも使われているレンズ構成型のいくつかを考案しました。
つまり、
- ルートヴィッヒ・ベルテレ:ゾナー、ビオゴンを発明
- パウル・ルドルフ:プラナー、テッサーを発明
- エルハルト・グラッツェル:ディスタゴン、ホロゴンを発明
となります。
ゾナー、プラナー、ディスタゴンなど、いずれも改良が加えられながら今なお使われている、写真用レンズの歴史に残る偉大な構成型となっています。
画像:Wikipedia
Reported by 正隆