来店客の購入意欲を判別する監視カメラが登場する

DAIWA

日本経済新聞によると、ネットワークカメラや防犯カメラで有名なダイワ通信は、店内のお客の購買意欲を分析する監視カメラの開発に乗り出したと報じています。

AI(人工知能)を搭載したカメラによって、表情やビッグデータを元にその客に購入意欲があるかどうかを予測するシステムとのことで、店員が接客に付くべきか対象を絞り、接客効率を上げるとのこと。

そこで今回は、今後カメラ店の店員さんにも関係するかも知れない、このニュースをご紹介します。

■来店客の購買意欲をリアルタイムで判別する監視カメラ


買う気か?冷やかしか?をビッグデータから分析

ダイワ通信は全国で1万社以上の企業に防犯カメラを提供しているネットワークカメラ(有線や無線のLAN機能を持つWebカメラの一種)や防犯カメラの大手です。

このニュースによると、ダイワ通信はこれまで蓄積した膨大な画像データを生かして、客の表情や行動パターンから購買意欲のあるなしをリアルタイムに判別するAIシステムを開発するとのこと。

このシステムを導入することで実際に商品を買う可能性が高い客を店員に通知し、重点的に接客する相手を絞り込むことで、接客の効率化を図り、売り上げアップが図れるとのこと。

ダイワ通信は2019年中の事業化を目指しているとのことで、価格は1店舗あたり200万円以下に抑えたいとのこと。


家電量販店で下見をして、実際の購入はネットでという、いわゆる「家電店のショールーム化」が問題になって久しいですが、今度は逆にAIで購買意欲のあるなしを判別して、買いそうな来店客にだけ接客を集中させようということで、凄い話ですね。

参考:日本経済新聞
画像:DAIWA

Reported by 正隆