日本経済新聞にニコンの営業益及びデジカメ販売が回復傾向にあるとのニュースが掲載されていますのでご紹介します。
ちなみにアイキャッチ画像は、先日のニコンファンミーティングに参加した際の記念撮影で、中央最前列の後藤哲朗氏のすぐ後ろに私も小さく写っております。
■ニコン業績回復傾向
営業利益で20億円、売上高は90億円予想を上回る
ニコンの2017年4-9月期の連結営業利益(国際会計基準)が前年同期比3割減の190億円前後だったようだ。37%減の170億円とする従来予想を上回った。
国内で約1000人を減らすなど合理化の効果に加え、デジタルカメラの販売が底入れしてきた。 売上高は1%減の3400億円弱だったとみられる。従来予想は4%減の3310億円。
売上高、営業利益ともに減少幅が想定より小さかったのは構造改革の効果と、デジカメの販売が回復してきたためだ。
デジタルカメラ総出荷額は1-8月前年同期比で23%増
業界団体のカメラ映像機器工業会(東京・港)によると、日本メーカーを中心としたデジカメ総出荷額は今年1-8月に前年同期比で23%増えた。
スマートフォン(スマホ)の普及で販売が減少傾向にあったが、価格の高い高機能機種が人気を集めている。
交流サイトに写真を載せるため、スマホにない表現力や機能を求める顧客が増えているという。
D7500好調、デジカメ販売増加
ニコンは欧米を中心に交換レンズの引き合いが強い。6月に発売した中価格帯の一眼レフ「D7500」も好調な販売が続く。
デジカメを含む映像事業は、高価格帯製品の販売が前年同期と比べて減少するが、部門の営業損益は従来計画より上振れたとみられる。
4-9月期は損益分岐点が下がったところに、デジカメの販売増加が追い風となり、需要の増加を着実に収益に結びつけた。
期初に110億円と見込んでいた連結営業利益は、8月には170億円に上方修正。着地は修正後の水準をさらに20億円ほど上回ったようだ。
決算発表は11月7日を予定している。構造改革の進展度合いなどで収益が振れるため、18年3月期通期の業績見通しは据え置く可能性がある。
売上高は前期比7%減の7000億円、営業利益は450億円(前期は7億円)を見込む。好調なデジカメ販売などを受け、アナリスト予想の平均では営業利益が491億円まで上振れている。
ニコンのデジタルカメラ販売が好調で、D7500やD850が好調に売れているようで喜ばしい限りです。
Reported by 正隆