フォトマスター検定の予想問題です。フォトマスター検定勉強法も掲載していますので、参考にして頂ければと思います。
過去の各級の予想問題のまとめ
合格目指してさっそく問題です!
難易度:2級レベル
問:フィルムの現像処理で、カラーリバーサルフィルムをカラーネガフィルムの用の現像液を使って現像したり、カラーネガフィルムをカラーリバーサル現像することで色調を変える現像方法をなんと呼ぶか?次の中から選べ。
① 発色現像
② 反転現像
③ クロスプロセス
正解はこのあとすぐ!
■正解は③(クロスプロセス)
クロスプロセスとは?
カラーリバーサルフィルムをカラーネガフィルム用の現像液で処理したり、逆にカラーネガフィルムをカラーリバーサル用の現像液で処理することで、標準的な現像を行った場合と色調などが異なる仕上がりとなるため、意図的にそうした本来の処理とは違う現像プロセスを行うことをクロスプロセスと読んでいます。
クロスプロセスの代表的な方法には以下のようなものがあります。
- カラーリバーサルフィルムをカラーネガフィルム( C-41)現像を行うと、リバーサルフィルムの無色フィルムベースの上にネガ像が得られます
- カラーネガフィルムをカラーリバーサルフィルム(E-6)現像を行うと、ネガフィルムのオレンジ色フィルムベースの上にポジ像が得られます
というわけで、選択肢③の「クロスプロセス」が正解となります。
発色現像とは?
選択肢①の「発色現像」ですが、カラーフィルムもモノクロフィルムも原理としては同じで、フィルムの光が当たった部分のハロゲン化銀が反応して潜像を形成します。
モノクロフィルムの場合はハロゲン化銀を現像によって黒化銀として画像を形成するのに対し、カラーフィルムはハロゲン化銀を媒体として発色現像を行うことでカプラーと現像液が反応して色素を形成し、その後金属銀を漂白します。
つまり、このカラーフィルムから色画像を得るための現像工程のことを、「発色現像」と呼んでいるというわけです。
反転現像とは?
選択肢②の「反転現像」とは、直接ポジ画像を得る現像処理法で、現像処理の途中で感光した部分の画像を除去して未感光部分を光または特殊薬品によって感光した状態にし、これを現像します。
画像:Wikipedia
Reported by 正隆