皆さんライトスタンド使われていますか?
ストロボなどのライティング機材を固定するアクセサリーとしてメジャーなライトスタンドですが、ライトスタンドはライティングを調整する関係で頻繁に動かすこともあるアクセサリーです。
またライトスタンドは素早く設置したい場合などもあるため、毎回「ノブを緩める→脚を広げる→ノブを締め付けて固定する」という手間が煩わしくなる場合があります。
LPLのライトスタンド、LSS-2100は持ち上げることで開いた脚が自動的にたたまれ、下ろすと脚が自動的に開いて固定される便利なライトスタンドです。
■LSS-2100
LSS-2100の特徴
デジカメWatchの動画をご覧いただければ分かりますが、床に置くだけでLSS-2100の3本の脚が自動で開いて設置されます。
素早い設置や細かいライティングの移動を繰り返すような撮影で、LSS-2100の設置の素早さは大きな武器となることでしょう。
LSS-2100の気になる点
LSS-2100は、置くと脚が自動で開き、持ち上げると自動で脚が閉じる構造のため、完全に撤収する際などにも脚をロックすることが出来ません。
そのため収納時には、脚が広がらないように付属のベルクロのテープを使用して、脚を束ねるという構造になっています。また、脚の開脚角度は一律であるため、不整地などには設置できないとのこと。
ポールはエアクッションを装備しているので、重さのある機材を載せても急落下が防げるようになっていますが、この点はプロカメラマンは素早く撤収したいときなどに逆にかったるいという方も結構おられるので、良し悪しですが、安全性は高いとい言えるでしょう。
ポールの先端部分はメスダボになっているため、海外製のフラッシュヘッドやモノブロックストロボを使用する場合にはオスダボに変換するためのスピゴットが必要になる場合もあるので、その点は注意しましょう。
LSS-2100のスペック
最大積載重量は4kgとのことですから、多くのフラッシュヘッド(モノブロックストロボ)+ライティングアクセサリーを使用することが可能です。
LSS-2100の最大伸長は210cm、収納時は73cmなので、高さはそこそこですが、収納時の縮長に関しては、最近流行りの脚を反転させるコンパクトなタイプと比べると、それなりに大きいものになっています。
また本体重量も約1.7kgと、今時のこのクラスのライトスタンドとしては重めと言えるでしょう。
ただし、ライトスタンドの重量は設置時の安定感に大きく影響を及ぼすため、約1.7kgの重量があれば、屋内の安定した環境であればある程度大きめのアンブレラやソフトボックスを使用する場合でも、ウェイト(重し)を脚に載せなくても安定感が得られ、使用時の安心感にもつながることでしょう。
いずれにせよ、設置の素早さと、ちょっとした移動時に脚が折りたたまれる便利さは他のライトスタンドの追随を許さないLSS-2100は、ハイアマチュアからプロカメラマンまでおすすめできる、画期的なライトスタンドと言えるでしょう。
動画:YouTube(デジカメWatch)
画像:Amazon
Reported by 正隆