世界で一番高価なカメラはなに?

Leica 0-series no.122

皆さんヌル・ライカ使われていますか?

今日は世界で最も高値で取引されたカメラ「Leica 0-series no.122」をはじめ、日本円換算で1億円弱〜3億円オーバーとなる、世界屈指の非常に高価な中古カメラたちをご紹介したいと思います。

■Leica 0-series no.122(約3億1,500万円


Leica 0-series no.122ってどんなカメラ?

Leica 0-series no.122はライカAの発売2年前の1923年に試作テストとして製作されました。

Leica 0-series no.122はオーストリアのカメラオークションでカメラ史上最高額となる、240万ユーロ(約3億1,500万円)で落札されました。

Leica 0-series no.122は通称「ヌル・ライカ」と呼ばれており、25台製作された中でオリジナルのコンディションのものはわずか3台であるとのこと。

落札者はアジアの個人コレクターで、240万ユーロ(約3億1,500万円)はカメラ市場の世界最高額を更新しました。

これまでの世界最高額は、2012年に216万ユーロ(約2億8,500万円)で落札された「Leica 0-series no.116」とのこと。

「Leica 0-series no.116」も今回落札された「Leica 0-series no.122」と同じヌル・ライカのうちの1台ですが、ファインダーの形式が異なります。

「ヌル・ライカ」は、ライカの始祖である1914年に製作された試作機「ウル・ライカ」から、製品版のライカA型の間に試作されたモデルで、ドイツ語で「0」を意味する「null」からとって「ヌル・ライカ」と呼ばれました。

また、東京の日本カメラ博物館にもヌル・ライカのうちの1台が収蔵されているそうです。

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■Hasselblad LUNAR MODULE PILOT CAMERA Jim Irwin – Apollo 15(約9,300万円)


Hasselblad LUNAR MODULE PILOT CAMERA Jim Irwin – Apollo 15ってどんなカメラ?

「Hasselblad LUNAR MODULE PILOT CAMERA Jim Irwin – Apollo 15」はハッセルブラッドの月面着陸船パイロットが使用したカメラです。

「Hasselblad LUNAR MODULE PILOT CAMERA Jim Irwin – Apollo 15」は、2014年03月22日のカメラオークションにおいて、66万ユーロ(約9,300万円)で落札され、ヨドバシカメラ創始者である藤沢氏のものになったと発表されました。

Hasselblad LUNAR MODULE PILOT CAMERA Jim Irwin - Apollo 15

■ジルー・ダゲレオタイプ


ジルー・ダゲレオタイプ

「ジルー・ダゲレオタイプ」は世界初の実用カメラで、2010年05月29日に競売が行われました。

「ジルー・ダゲレオタイプ」はドイツ北部にて個人所有されていたもので、製造は1839年09月。発明者のルイ・ジャック・マンデ・ダゲールによる本物であることを証明するサインが入っており、マニュアルも付属しているという。

「ジルー・ダゲレオタイプ」は、写真を発明したと言われるルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが1839年に発明した木製のスライド式カメラで、パリのアルフォンス・ジルー社が製造しました。

ちなみにアルフォンス・ジルーは、ルイ・ジャック・マンデ・ダゲールの義理の兄弟です。

ジルー・ダゲレオタイプのカメラは日本では「ペンタックスカメラ博物館」が展示していた。

ジルー・ダゲレオ

画像:liveauctioneers,NEW ATLAS,lomography

Reported by 正隆