YouTubeチャンネルのNikon Asiaに、ニコンD850の動作試験の動画が掲載されています。
D850の厳しい信頼性テストの様子が紹介されており、落下・衝撃、防塵防滴、高温多湿といった様々な過酷な環境の中での動作確認を行っています。
そこで今回は、このニコンの信頼性・耐久性テストの様子をご紹介します。
■ニコン一眼レフ信頼性評価試験
D850の温度・湿度環境テスト
D850の仕様上の動作保証温度は0〜40℃ですが、当然それを超える環境で使用されることも想定されており、スペック上の動作保証温度を大幅に超えるような、高温や低温、湿度までを想定して信頼性テストを行っているそうです。
D850の防塵防滴テスト
時には雨が降っていたり砂埃が舞うような環境であっても、撮影を行わなければいけないのがプロ機です。
そのため、D850は水や粉塵を侵入させない徹底したシーリングがなされているとのこと。
降雨試験では、上からだけでなく様々な方向から擬似的な雨を降らせることで防滴性能をチェックしており、長時間雨に晒しても内部に一滴も水が入らない設計を目指しています。
D850の衝撃・落下テスト
カメラは多くのメカ機構や電子回路など多くの部品を搭載しているため、D850は衝撃の影響を受け難いような設計を行っています。
その上で実際の強度の実証として、落下試験・衝撃試験・振動試験といったものを実施しています。
機械計測だけに頼らない、フィーリングも含めた動作確認
また、このような様々な信頼性に対するテストの後には、試験後に入念に動作確認を行い、機械的な検査だけでなく、手や耳で音や感触といったスペックに現れない部分までも確認しているとのこと。
D850の高画質や高速動作は、ニコンならではの厳しい信頼性評価試験によって支えられています。
ニコン機の高い信頼性の舞台裏が見られる動画となっています。
参考:Nikon Asia
画像:Nikon Asia
Reported by 正隆