シグマがArtシリーズ新超広角ズームレンズ、12-24mm F4 DG HSM Artを発表しましたのでご紹介します。
従来シグマのフルサイズ対応超広角ズームレンズには12-24mm F4.5-5.6 II DG HSMがありましたが、今回発表された12-24mm F4 DG HSM Artは単に明るくなっただけでなく、使い勝手と画質向上が図られているとのこと。
■SIGMA 12-24mm F4 DG HSM Artの特徴
12-24mm F4 DG HSM Artは2011年に発売された12-24mm F4.5-5.6 II DG HSMの後継レンズとなります。人間の視野を超える圧倒的な画角と強烈なパースペクティブは、風景撮影、建築物の内観・外観撮影にも活躍することでしょう。
12-24mm F4 DG HSM Artは蛍石に匹敵する性能というFLDガラスの採用などにより、各収差を低減し、周辺部に至るまで高い画質を実現しています。
新型になったことでズーム全域でF4を実現している点や、キヤノンEFマウント用だけでなくニコンFマウント用も電磁絞りを採用しているのも大きな魅力です。
12-24mm F4 DG HSM Artの質量は1,150g:φ102.0×131.5mmとなっており、現行レンズである12-24mm F4.5-5.6 II DG HSMの670g:φ87.0×120.2mmから大幅に増え倍近い大きさ・重さになっていますが、それだけ画質・鏡筒の作りがアップした証とも言えるでしょう。
■SIGMA 12-24mm F4 DG HSM Artの製品外観
■SIGMA 12-24mm F4 DG HSM Artと12-24mm F4.5-5.6 II DG HSMの比較
新型の12-24mm F4 DG HSM Artと12-24mm F4.5-5.6 II DG HSMの比較は以下のとおり。
レンズ名 | 12-24mm F4 DG HSM Art | 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM |
---|---|---|
レンズ構成 | 11群16枚 | 13群17枚 |
最小絞り | F22 | F22 |
画角 | 122.0°-84.1° | 122.0°-84.1° |
最短撮影距離 | 24cm(24mm時) | 28cm |
最大径×全長 | φ102.0mm × 131.5mm | φ87.0×120.2mm |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) | 6枚 |
最大倍率 | 1:4.9 | 1:6.4 |
重さ | 1,150g | 670g |
画像:SIGMA
Reported by 正隆