ドローン空撮に挑戦してみない?ドローンの選び方・飛ばし方!

Phantom 3

皆さん空撮してますか?空撮したくないですか?したいですよね。天高く馬肥ゆる秋。そう、空撮日和です。

という訳で、今日は最近話題のドローンのお話です。墜落なんかでニュースのネタになりがちですが、本来であれば非常に高額な予算と機材が必要でプロだけのものであった空撮を個人カメラマンやアマチュアにまで広めた革命的な機材だと思います。

もうアイデア次第で誰にでも凄い映像が撮れるというのは大げさではなく人類全体にとって非常に有益なことだと思います。

皆さんも是非ドローンで空撮に挑戦してみてはいかがでしょう?

今日はドローン選びから具体的な操作方法までご紹介したいと思います。



■なにはともあれドローンを購入する


ドローンで空撮に挑戦するにあたってまず大事なことはドローンを買うこと。当たり前ですね。持ってない物は飛ばせません。

そこでまずはドローン選びから。

機種 Inspire 1 PHANTOM 3 PROFESSIONAL PHANTOM 3 ADVANCED Bebop Drone
メーカー DJI DJI DJI パロット
カメラ搭載有無 標準 標準 標準 標準
ブレ補正
無線映像 標準 標準 標準 標準
4K撮影 無し 無し
フルHD撮影 無し
動画解像度 4096×2160 4096×2160 1920×1080 1920×1080
静止画 12MP 12MP 12MP 14MP
メモリー micro SD micro SD micro SD 8GB
飛行時間 18分 23分 23分 22分
最高速度 22 m/秒 16 m/秒 16 m/秒 13 m/秒
操作可能距離 2000m 2000m 2000m 250m
最高飛行高度 4500m 6000m 6000m 199m
スマホ/タブレット対応
対応OS iOS 7.0以降/Android 4.1.2以降 iOS 8.0以降/Android 4.1.2以降 iOS 8.0以降/Android 4.1.2以降 iOS 7.0以降/Android 4.0以降
全長x全幅x全高 438x451x301 mm 590 mm(Including Propellers) 590 mm(Including Propellers) 330x380x36 mm
重量 2935 g 1280 g 1280 g 420 g
メモリー micro SD micro SD micro SD 8GB

ドローン選びで大切なポイントですが、簡単に言いますと、「大きくて高価であるほど良い」という身も蓋もない結論に達します。

と言うのも、大きくて高価なドローンほど飛行性能が圧倒的に安定しており、操作に不慣れな初心者の方にも墜落の失敗が少なくて済むからです。

飛行が安定しているということは映像も安定しており、カメラやジンバルも高品質な物を搭載できるため、結果的に映像も美しく揺れの少ない物になります。

特にドローン初心者のうちは風でドローンが煽られたりした際、立て直す技術がありません。つまり墜落させてドローンは壊れ、最悪の場合は対物・対人事故につながります。

高級機では落下しないように自動でホバリングしてくれるため、どう操作したら良いか分からない状況になったら操作を止めれば勝手にその場でホバリングしてくれます。そして自動帰投させれば何事も無く勝手に帰ってきます。

カメラと同じで高級機は難しいのではありません。高級機ほど悪条件に強く、楽に撮影出来るのと同じで、ドローンもまた初心者こそ高級機の方が楽な訳です。

カメラは操作を間違えても事故を起こすことはまずありませんが、ドローンを他人の頭や所有物に落下させたら大変ですよね。
勿論自損事故であっても、折角買ったドローンを壊したくはないもの。だからこそ、初心者こそ高性能なドローンを使ってください。

比較表に掲載した機種はどれもが十分安全性や操作性に配慮された機種ではありますが、迷ったらPHANTOM 3 ADVANCEDがオススメです。定番で使い易く、画質も十分であるため、初心者〜中級者になるまで長く使っていける機種です。

■ドローンを飛ばして良い場所悪い場所


さて非常に重要なことですが、ドローンはどこでも好き勝手に飛ばして良い訳ではありません。そこで事前に飛ばして良い場所かダメな場所かを知っておく必要があります。

飛行させてはいけない場所

・公道上空
・空港付近
・航空路の高度150m以上
・航空路以外の高度250m以上
・私有地上空
・人または家屋が密集している地域の上空
・船舶の上空及び船舶の航行の妨げとなる海上・河川の上空
・条例等で禁止されている区域(東京都では条例で公園での飛行が禁止)
・夜間
・ドローン本体及び周辺を操縦者自身が目視出来ない環境

飛行させても良い場所

・上記禁止区域以外の場所

如何ですか?つまり殆どどこも飛ばせないのです。
船が通らない海の上とか、自宅の庭で低空飛行する程度でしょう。

つまり法律上ではガチガチに禁止されており、殆ど飛ばして良い場所は無いといっても過言ではありません。

実際には高度と場所を弁えて人気の無い場所なら逮捕されるようなことは無いでしょうが、公に認められている訳では無いということを弁えて飛ばす必要があります。

またラジコン保険というものをありますから、必ず加入しておきましょう。年間2,000円程度で加入でき、対人であれば1億円まで保証されます。

■ドローンの飛ばし方を動画で解説


さてでは最後にドローンの具体的な飛ばし方をご紹介したいのですが、動画で見るのが一番だと思います。

そこで調べてみたのですが、impress watchさんがPHANTOM 3の飛ばし方を丁寧に解説した動画を公開しており、非常にわかり易く丁寧に解説されていますのでこちらをご覧ください。

1.飛ばす前の準備

RallyStream代表の染宮弘和氏によるDJI製 PHANTOM 3の実践的な操作方法の解説です。

2.コントローラーの準備

PHANTOM 3搭載のカメラ映像や通信状況を表示するモバイル端末、これをコントローラーのホルダーに固定して、ケーブル接続するまでを紹介します。

3.フライト前の準備

ジンバルの留め具の確認と固定ホルダーの外し方から2種類あるプロペラの装着方法、そして電源の入れ方のポイントを紹介。

4.コンパスキャリブレーション

PHANTOM 3を安全に飛行させるために行う重要な作業「コンパスキャリブレーション」。東西南北の位置をPHANTOM 3に記録させる手順を紹介します。

5.モーターのON/OFF

モーターのON/OFFを行うコントローラーの操作方法を紹介します。左右スティックを逆八の字の形が重要で、OFFにするには別の操作方法も!

6.離陸~ハンドキャッチ

PHANTOM 3がGPS信号を捕捉できたかの確認から、離陸時のコントローラーのスティック操作、そしてハンドキャッチ時のスティック操作を紹介します。

7.基本操作の練習方法

コントローラーのスティック操作画面とPHANTOM 3搭載のカメラ映像をシンクロさせた3画面でフライトの基本操作(離着陸、前後左右、上昇下降)を説明します。

8.基本操作の練習方法(別アングル)

3画面をシンクロさせて紹介した基本操作の中で、操作視点と搭載カメラ映像を入れ替えたものです。モバイル端末に表示される搭載カメラ映像風に再現。

9.ビデオ撮影&静止画撮影

コントローラーの左上部にあるボタンやダイヤルはビデオ撮影で使用、逆に右上部のボタン類は静止画撮影で使用、その操作方法を紹介します。

■ドローンの行方はあなたの未来


いかがでしたか?ドローン飛ばせそうですか?確かに面倒な部分もあります。お金もかかります。気を使う部分もあります。

しかしそれでも今までほんの一握りのムービーのプロカメラマンしか撮影出来なかった映像が自分の手で撮れると思うとワクワクしませんか?

まだ誰も見たことの無い映像を是非皆さんの手で撮影してみてくださいね!

画像:DJI
動画:impress Watch Video

Reported by 正隆