「物撮りは 言われなくても 空バック」
あまり聞かない言葉かもしれませんが、これが「空バック」です。そのまま文字通り、何もない背景です。なぜこれが重要かと言いますと…
■解説
Webデザインや雑誌で使う写真の場合、文字をレイアウトする広めの余白が必要なことが多々あります。
あらかじめどの程度必要か確認したうえで広く撮れればもちろんそれでOKなのですが、撮影の段階ではどれくらいかわからなかったり、いざデザインで使おうとする段階で足りなくなることは少なくないのです。
背景紙の大きさが限られていることもありますよね。
そこで、「空バック」と言って、商品などの被写体を置かない状態であらかじめ1枚撮影しておきます。これを必要に応じて、余白の足りない写真にあとから合成してもらうのです。
納品したとき、Webデザイナーやディレクターの方に喜ばれること間違いなし!
背景を何度も取り替えるような撮影ではつい忘れがちですが、背景を変えるたびにそのつど撮影するクセをつけておくといいですよ。(私も時々忘れてしまうので…)
あとから「余白足りないんですけど…」と言われて困らないための、カメラマンの知恵でした♪
Reported by ひらはらあい