それにしても寒いですが、皆々さまお元気にお過ごしでしょうか?今日はカメラマンベストのお話です。
カメラマンベスト着てますか?えっダサい?いやいやカメラマンベストこそカメラマンの正装です。
そこで今日は発売自体はかなり前から発売されていますがManfrottoのカメラマンジャケットをご紹介したいと思います。
■カメラマンベストはダサい?
確かにファッションのために着るものではなないのでカッコイイとは言い難いかも知れません。
しかしながらフォトグラファーにとって機能的に作られており、あるとないでは大違いなのです!
単にポケットの多いベストじゃないの?とお考えのそこのあなた!
カメラマンベストは、フォトグラファーのための最適なウェアとして様々な工夫が凝らされています。ただのベストと思ったら大違いですわよ!わよ!
■Manfrotto プロ用フィールドジャケット
今回は冬なので敢えて長袖を選んで、マンフロットのプロ用フィールドジャケットを例に、カメラマンベストの様々な機能をご紹介します。
ちなみに女性用もあり、なぜかマンフロットは女性用が男性用よりも充実しています。以外とダサくないと思うのですが皆さんはどうでしょう。
■カメラマンベストの特徴1/ストラップが滑り落ちない。
プロ用フィールドジャケットやカメラマンベストの多くは肩の部分にストラップが滑り落ちないためのループが付いています。
カメラを肩がけした際にストラップが滑り落ちず、また肩の部分の生地が強化されていたり、プロ用フィールドジャケットはクッション材まで入っているので重いカメラバッグを背負った際にも痛くなりにくく生地を丈夫であるため長期間使用できます。
■カメラマンベストの特徴2/首掛けした時もカメラが揺れない。
カメラマンベストの中には前面にループが付いており、ストラップを固定できます。これによって首掛け派も移動中にカメラの揺れを抑えることが出来るようになっています。
またウエストポーチなどのアタッチメントを取り付けられるようにベルトやベルト通しが付いているタイプもあります。
■カメラマンベストの特徴3/レンズやアクセサリーを入れておける大きなポケット。
カメラマンジャケットはポケットにも一工夫あります。頻繁に使うレンズやレンズ交換時に一時的にレンズを入れたくなった時、レンズを入れておける大きなポケットが付いています。
マンフロットのプロ用フィールドジャケットの場合、ポケットに折りたためるクッションが入っているためポケットの中身が少ない場合はぺったんこに、レンズやストロボを入れておきたい時はしっかりとした箱型に広げつつ機材を保護してくれます。
■カメラマンベストの特徴4/ポケットに詰め込んでも重量が分散される。
このマンフロットのプロ用フィールドジャケットの場合、ポケット裏側と肩が裏側で縫い付けられており、ポケットにアクセサリーなどを詰め込んでもポケットが垂れ下がらないようになっています。
これによってポケットに収納したアクセサリーの重さも重量が肩側にも分配され、ジャケットとの一体感が高まり疲労を軽減し歩行時にもポケットが揺れにくくなります。
■カメラマンベストの特徴5/膝プロテクターにもなるポケットインサート
ポケットに入れたレンズやアクセサリーを保護するポケット内部のインサートは取り外すことが可能で、折りたたんで膝に巻くことができるようになっています。
頻繁に片膝を付いた状態での撮影する必要があるようなポートレート撮影などで膝やパンツの生地を保護することが可能です。
■カメラマンベストの特徴6/袖の中にはレンズクロスまで内臓。
袖口にはレンズクロスが収納されているため、液晶画面やファインダー、レンズなどを拭きたい際にわざわざバッグをあさってレンズクロスを探すような煩わしさはありません。
袖口からサッと取り出してクロスを使ったら再び袖口にしまうだけ。
■この冬、カメラマンベストでなりたい私になる!
いかがでしたでしょうか?カメラマンベストの意外な機能を知って頂けたかと思います。なぜ風景写真家や野生動物写真家など屋外で撮影することの多いフォトグラファーがこうしたウェアを着用するのかご理解頂ければ幸いです。
女性用のほうが多いマンフロットのプロ用フィールドジャケットですが、このへんのマンフロットの品揃えは、女性カメラマンも当たり前のようにカメラマンベストを着る海外だからこそと言えるかも知れません。
画像:Manfrotto
Reported by 正隆