今日は先日ラスベガスで開催されたCESより、iPhone用レンズ「ExoLens with optics by ZEISS」のお話です。
今時珍しくもない製品なのですが、何と言ってもこの製品の特徴はあのツァイス製だということ!ツァイスはいつもアグレッシブですね。
■ExoLens with optics by ZEISSって何?
スマホ用レンズキットExoLensを展開しているFellowesがCESで発表したツァイスとのコラボモデルで、マクロ・広角・望遠のセットとなっています。
さすがツァイス、構成枚数は少ないとは言えちゃんとしたレンズを使っているようです。ちなみにZEISS Mutarレンズというのは、焦点距離を変えるためのコンバージョンレンズの名称です。もちろんT*コートもしっかりとされています。
デザインはブラックアルマイトとエルゴノミックデザインが採用されており、ツァイスの一眼用交換レンズであるOtusやBatisと同じ系統となっているようです。
まだ価格は正式発表されていませんが、3種のレンズとマウントがセットになったキットが299ドル(約3万5000円)との情報が流れています。
実写等倍画像はまだですが、作例はこちらにかなりの数既に掲載されており、スマホ用外付けレンズでは最高画質ではないかとの期待がわきます。
■スマホで十分?スマホは一眼の市場をも侵食していくのか?
そうは言っても、あくまでも画角を変えるためのレンズですから、根本的な画質を大きく上げるようなものではありません。
スマホの画質が幾ら向上しても、その分デジタル一眼の画質も上がっていくので画質面で追いつくことは難しいように思います。
しかし多くの人にとって「スマホで十分」となる可能性も捨てきれず、より差別化を図りたいカメラメーカーは全体的に高価格・高付加価値商品へとシフトしています。
それが今後より加速されるのは間違いないでしょう。
画像:Fellowes
Reported by 正隆