EOS 5D Mark IIIの後継機である、EOS 5D Mark IVの予想スペックがCANON RUMORSに掲載されました。正隆も興味津々です。さっそく見ていきましょう!
■予想スペックはこれだ!
・2,800万画素センサー
・9コマ/秒の連写
・DIGIC6+
・61点AF
・CFast & SDカードスロット
・タッチパネル
・Wi-Fi、GPS内蔵
・軽量化される
今までの噂では4K動画は搭載されないのではないかという話でしたが、D5もD500も4K動画に対応してくることを考えると、EOS 5D Mark IVで採用されてもおかしくないと思います。
また、EOS 5D Cのような動画指向バージョンの噂は、現在のところ信頼できる噂はないようです。
■私はこう思う
正隆「予想スペックを見る限り、さすがキヤノンはよく分かっているという印象です。画素数、秒間コマ数、共に非常にバランスが取れており、あらゆるハイアマチュアとプロカメラマンにとって使い勝手の良い機種になっています。
また、タッチパネルとWi-Fiを押さえていることも大きく、ニコン、パナソニック、オリンパスで採用されているタッチパネルを利用した光学ファインダーを覗きながらの測距点選択システムは素早い測距点選択を行う際に大変便利で、ニコンD5・D500、また噂されているEOS-1D X Mark IIにもタッチパネルが搭載されており、測距点が増えるほどにこのシステムは生きてきます。
メディアはCFast & SDカードとのことですが、高速連写で同一ファイル(JPEG+JPEG)をバックアップ同時記録する必要が多いEOS-1D X Mark IIでは、片方だけCFだとそちらに速度が引っ張られてしまい同時にCFastを使用する意味がなくなってしまいます。
EOS-1D X Mark IIでは、D5(XQDダブルスロットモデル)のようにCFastで2スロットを統一するべきだったと思います。
しかしEOS 5D Mark IVの場合、プロスポーツなどの高速連射機として使うことは少なく、ダブルスロットは順次記録やRAW・JPEGでの分割記録で使用される場合が主流です。
D5やEOS-1D X Mark IIほど動体撮影に特化したモデルではないため、高速なメディアだけでなく、安価なSDカードも使えるメリットのほうが大きいという判断は納得できます。
また、仕事で使うプロカメラマンにとって撮影後すぐにクライアントやデザイナーにメディア渡しで納品する場合があります。CFastでは高価過ぎるため見積もりに高額なCFast代を含めねばならない上、クライアント側にCFastが読み込める環境があるとは限りません。
そういった意味でも2スロットともCFastにされるより、CFast+SDの方が同時記録しておいて納品を安価なSDカードで行うことができるためカメラマンにとってもありがたいのです。
この噂通りのスペックで発売されれば、EOS 5D Mark IVはEOS 5D Mark III同様、プロ&ハイアマチュアのカメラマンに大いに評価されるベストセラーとなるでしょう。」
■安定の5Dシリーズ
正式発表直前のEOS-1D X Mark IIに続き、噂が流れ始めたEOS 5D Mark IVでした。正式発表はまだもう少し先の話になるかと思いますが、正常進化のお手本ともいえる安心感がありますね。
もう1,2個くらいインパクトのある噂があれば、買い替えモチベーションもあがるかもしれません。
参考:CANON RUMORS
Reported by ひらはらあい