キヤノンから風景写真愛好家の定番レンズ、EF16-35mm F2.8L II USMの後継モデル、EF16-35mm F2.8L III USMが発表されるかも知れないという話がCANON RUMORSに掲載されています。
■現行EF16-35mm F2.8L II USMってどんなレンズ?
EF16-35mm F2.8L II USMは2007年3月30日に発売された所謂キヤノン大三元レンズの一つです。
このレンズですが、評判としては「周辺が流れる、色収差が大きい」というのがユーザーの評価のようで、これはDxOのデータとも一致しています。
レンズ | EF17-40mm F4L USM | EF16-35mm F4L IS USM | EF16-35mm F2.8L II USM |
使用カメラ | EOS 5Ds R | EOS 5Ds R | EOS 5Ds R |
DxO総合点 | 26 | 27 | 26 |
解像力 | 18P-Mpix | 23P-Mpix | 18P-Mpix |
歪曲収差 | 0.4% | 0.4% | 0.6% |
周辺光量落ち | -1.6EV | -1.5EV | -1.5EV |
レンズ透過 | 4.4TStop | 4.5TStop | 3.4TStop |
色収差 | 11µm | 6µm | 13µm |
■EF16-35mm F2.8L III USMはどのような進化を見せるのか?
最近キヤノンでは単焦点ではありますが、非常に高い解像力と低収差を実現し評判の良いEF35mm F1.4L II USMがあります。BRレンズ(Blue Spectrum Refractive Optics)を採用し、大幅な高画質化を実現しました。
EOS 5Ds/EOS 5Ds Rといった超高画素機をラインアップしているキヤノンとしては、発売から9年が経つEF16-35mm F2.8L II USMのリニューアルに迫られているのは確実で、開発はほぼ完了しており発表のタイミングを図っているとCANON RUMORSは報告しています。
CP+2016でお披露目されるのか、春頃を予定しているのかは不明ですが、9年ぶりにリニューアルされる大三元ということで、EF35mm F1.4L III USMに大きな期待がかかります。
画像:Canon
Reported by 正隆