ラジオスレーブトリガー、Cactus V6II/Cactus V6IIS発売!

Cactus V6II/Cactus V6IIS

安心して使えることで定評のあるCactus V6がこの度Cactus V6II/Cactus V6IISへとリニューアルされるとのことです。

この新型ラジオスレーブトリガー、Cactus V6II/Cactus V6IISをご紹介します。



■ラジオスレーブライティングの魅力


ご存知の方も多いと思いますが、まずはラジオスレーブによるライティングの魅力をご説明させて頂きます。

従来ライティング機材を複数同時に発光させる多光ライティングでは発光のタイミングを同調させるための手段として、

  • ジェネレーターで電源を一元管理してシンクロさせる
  • シンクロコードを各灯体に接続してシンクロさせる
  • 1つの灯体の発光をフォトセルで検知して他をシンクロさせる
  • カメラやクリップオンストロボの発光部から赤外線信号を出してシンクロさせる

などさまざまな方法が使用されてきました。

しかし、ジェネレーターやシンクロコードを使用した場合、コードが床を這うために取り回しに難儀します。ライティングを変えたい場合や場所を動かす場合に非常に手間がかかるというわけです。

またフォトセルによる光接続や赤外線通信の場合、受光部が最初の発光や赤外線を受けなければシンクロ出来ないため、光体の向きや環境光の影響を受けやすいという問題がありました。

そこで近年急速に増えているのがラジオスレーブ、つまり電波式のシンクロシステムです。

ラジオスレーブのメリットしては、ある程度の障害物があってもシンクロする、カメラ側のトランスミッター(送信機)から各灯体の調光を行えるといった点です。

つまりライティング機材の位置や向きの自由度が高く、もちろん無線ですからシンクロコードが床を這い回る事もなく、調光がカメラ側のユニットで行える機種が多いため各灯体まで行くことなく、撮影位置から調光が行えるという様々なメリットあります。

基本的にラジオスレーブユニットはラジオスレーブ対応のストロボを使用するか、Cactus V6II/Cactus V6IISのようなラジオスレーブユニットをカメラのホットシューと、各灯体のシンクロ端子もしくはホットシューに接続して使用します。

つまり、

  • トランスミッター(送信機)をカメラ
  • レシーバー(受信機)をストロボ

へと接続してシンクロや調光を行うのですが、このラジオスレーブユニットには送信機と受信機で分かれている機種と一つで送受信機どちらの機能も持っている機種があります。

ちなみにCactus V6II/Cactus V6IISは送受信どちらの機能も持っているため、カメラ側に1つ、ストロボ側に1つ以上、合計2つ以上を使用することでワイヤレスライティングを簡単かつ便利に行うことが可能になっています。

 

■Cactus V6II/Cactus V6IISの魅力


Cactus V6II/Cactus V6IIS

Cactus V6II/Cactus V6IISは、キヤノン、ニコン、オリンパス、パナソニック、ペンタックス、フジフィルムのホットシューに対応、Cactus V6II/Cactus V6IISはソニーのマルチインターフェースシューに対応しています。

いずれもTTLパススルー対応となっているのも特長です。

2.4GHz帯の電波を使用し、サードパーティ製としては珍しく技適認証を受けているため日本国内での使用も可能です。通信に関しては最大通信距離は約100m。

またハイスピードシンクロにも対応しているのもポイントです。最近はハイスピードシンクロ対応のトランスミッターが増えてきましたね。

チャンネル数:16、グループ数:4となっており、この辺は必要にして十分だと思います。電源は単三型電池2個を使用し、使用温度は-20~ +50°C。またAFアシスト用のLEDを備えています。

気になる携帯性に関しては、外形寸法は72 × 72 × 42mm、本体重量はCactus V6IIが89g、Cactus V6IISが82g。

それほど小さい訳ではありませんが、不便さを感じるほど重くはありません。実際の使用ではこれに単三電池2個分の重さが加わりますが、この程度なら縦位置撮影などでも重量を感じることは少ないでしょう。

現行モデルであるCactus V6Cactus RF60にも5月に予定されているファームアップデートでハイスピードシンクロに対応する予定とのこと。

「ファームウェアアップデートで出来る機能アップはなるべく行う」というのは姿勢は既存ユーザーを大切にする意思が感じられますね。

 

■ラジオスレーブが当たり前の世界に


スタジオ撮影をしているとケーブルとシンクロコードは邪魔です。特にすぐすっぽ抜けたり接点不良を起こすシンクロコードはストレスや撮影のレスポンスを悪化させる原因になりがちですから、ラジオスレーブがオススメです。

Cactus V6シリーズは最も高性能なラジオスレーブコントローラーでは無いかも知れません。もちろん最小最軽量でも最安価でもありません。しかしその安心感は業界屈指で、ちゃんと使える至極まっとうなラジオスレーブトランスミッターとしてオススメのモデルです。

 

画像:ImageVISION

Reported by 山﨑将方