IMAGING RESOURCEにソニーα6300と前モデルα6000、競合他社であるパナソニックLUMIX GX8、加えてSONYの上位モデルであるフルサイズ機α7 IIとの低感度・高感度の画質比較レビューが掲載されていましたのでそちらをご紹介します。
果たしてソニーAPS-Cフラッグシップ機であるα6300の画質やいかに!?
■α6000 vs α6300画質比較
ISO100の低感度でのα6000とα6300の画質比較では、α6000の方がやや彩度が高いため解像感が高いように見えますが解像そのものは同程度のようです。
ISO6400の高感度の比較ではα6000とα6300の差は顕著で、どちらもノイズそのものは抑えられていますが、α6000の方はディテールが大幅に損失しているのに対してα6300の方はISO6400でもかなりディテールを維持できています。
■LUMIX GX8 vs α6300画質比較
LUMIX GX8とα6300の低感度画質での比較は、彩度やコントラストは同程度ですが薄い膜がかかっているようなLUMIX GX8と比較するとα6300の方が解像感が高いのが分かります。ただし部分的な切り出し画像であるため、ピント位置の違いによるものである可能性もあります。
高感度ノイズに関してはLUMIX GX8も抑えられていますがα6300と比較するとディテールの損失が大きく、細部が崩れてしまっています。
■α7 II vs α6300画質比較
α7 IIとα6300の比較では、驚くべきことにα6300はフルサイズセンサーを搭載するα7 IIと同等の画質を実現しています。新開発の2420万画素センサーは単なる像面位相差AFセンサーの進化だけでなく、画質面でも大幅な進化を果たしているようです。
高感度画質での比較は僅かながらにα7 IIの方がディテールの損失が少ないものの、高感度においてもα6300はフルサイズのα7 IIとほとんど変わらないという驚きの画質を実現しています。
■α6300画質面での劇的な進化
α6300はとかく425点像面位相差AFセンサーによるオートフォーカスや動画機能での進化ばかりが注目されがちですが、新型のイメージセンサーと画像処理エンジンによって、α7 IIのようなエントリーレベルのフルサイズ機に匹敵すると言っても過言ではない画質を得ているようです。
Reported by 正隆