BCN RETAILに2017年上半期のデジタルカメラ及びカメラ関連製品のシェアが掲載されています。
それによると、2017年上半期(1月〜6月)までのレンズ交換式カメラのシェアは一眼レフではキヤノンの69.3%が首位、ミラーレスではオリンパスの28.9%が首位となっています。
そこで今回はこの2017年上半期のデジタルカメラ及びカメラ関連製品のシェアのニュースをご紹介します。
■2017年上半期デジタルカメラシェア
2017年上半期のデジタルカメラ及びカメラ関連アクセサリーのシェアは以下のようになっています。
カテゴリー | 1位メーカー | 2017上半期 | 2016年通年 | 変動 |
コンパクトデジタルカメラ | キヤノン | 31.7% | 27.3% | +4.4% |
一眼レフカメラ | キヤノン | 63.9% | 63.3% | +0.6% |
ミラーレスカメラ | オリンパス | 28.9% | 26.8% | +2.1% |
交換レンズ | キヤノン | 23.5% | 24.0% | -0.5% |
三脚・一脚 | ベルボン | 18.0% | 18.2% | -0.2% |
カメラケース | ハクバ | 26.1% | 25.0% | +1.1% |
■レンズ交換式カメラの半分以上はキヤノン製!?
コンパクトデジタルカメラ
コンパクトデジタルカメラもキヤノンが1位となっており、2016年から+4.4%と大幅に伸ばしています。
レンズ交換式カメラの半分以上はキヤノン製!?
キヤノンは2016年(1月〜12月)と比較してさらにシェアを上げ、一眼レフで63.9%という驚異的なシェアを獲得しています。
CIPA(カメラ映像機器工業会)によると、2016年通年の一眼レフとミラーレスの出荷構成比は73:27ですから、73%のうちの63.3%がキヤノンの一眼レフだとすると、レンズ交換式カメラ全体のうちの約46.2%がキヤノン製一眼レフということになります。
さらにキヤノンのミラーレスカメラのシェアは18.5%でしたから、レンズ交換式カメラのうちのミラーレスの構成比である23%のうちの18.5%ということで、これはレンズ交換式カメラ全体では約5%となります。
つまり、一眼レフとミラーレスを合計したキヤノンのレンズ交換式カメラ市場全体でのシェアは約51.2%となり、なんと「レンズ交換式カメラの過半数がキヤノン製品である」という驚くべき事実が伺えます。
2017年上半期ではわずかではあるものの、その一眼レフのシェアをさらに伸ばしてきたということで、レンズ交換式カメラ市場全体がキヤノンの独占状態になりつつあると言えるのかも知れません。
ミラーレスはオリンパスが独走態勢か!?
次にミラーレス首位のオリンパスを見てみましょう。
オリンパスはBCNランキングでミラーレス部門が独立した2011年(2010年分)から、7年間のうち5回首位を獲得していますが、2017年上半期はほぼ毎週2機種を販売台数のトップ10にランクインさせています。
そして今回の調査でもオリンパスは2016年から+2.1%もシェアを上げ28.9%となっており、2017年も首位に向かって着々とシェアを伸ばしているようです。
参考:BCN RETAIL
画像:BCN RETAIL
Reported by 正隆