RAW現像やレタッチ時のモニターには何を使われているでしょうか?
写真のRAW現像やレタッチの際に正確な色再現を行えたり、見やすいモニターは重要です。
そこで今回は画像・動画編集用のモニターの定番中の定番、EIZOのモニターから、おすすめの液晶モニターをご紹介します。
■おすすめ画像編集用モニター
ColorEdge CG318-4K
ColorEdge CG318-4Kは4K(4096×2160) 解像度をそのまま表示できる4Kディスプレイです。
TV放送や映画の4K映像制作に、CG・VFX制作からコンポジット作業、そのリファレンスまでワークフローを横断して活用できます。
その圧倒的な高解像度はファイルサイズの大きいデジタルフォトにも有効で、拡大・縮小の手間を軽減でき、表示情報量が上がることで、サムネイルなどの一覧性も上がります。
また、ColorEdge CG318-4Kはその圧倒的な作業性があり、単に画像の確認性が高いということだけでなく、Photoshopなどのツールパレットを表示させても十分な作業スペースがとれるというメリットがあります。
ColorEdge CG248-4K
ColorEdge CG248-4KはColorEdge史上最高の高密度、185ppiを実現した23.8型4Kモニターです。
かつてない濃密な表現力が、クリエイターの一つ上の作品づくりを支えます。
撮影した高画素の写真データを従来より忠実に再現できるため、フォトグラファーは撮影した被写体を細部まで丁寧に確認できます。
また、画像に加えて文字や線もくっきりシャープに表現し、印刷ワークフローにおいてもその威力を発揮します。
フルHDの4倍にあたる3840×2160/4KウルトラHDの解像度は、4K映像や4K放送の制作・リファレンス作業にもワークフローを横断して活用できます。
ColorEdge CG2730
ColorEdge CG2730はAdobe RGB色域を99%カバーしているモニターで、Adobe RGBで現像・撮影したデータの色を正しく表示できます。
ColorEdge CG2730はColorEdge CG318-4KやColorEdge CG248-4Kのような4K解像度はないものの、2560×1440の必要十分の解像度を持ち、高い作業性を誇ります。
また鮮やかな青空、新緑の緑色など、sRGB相当の一般的なモニターでは再現しきれない色まで忠実に再現可能です。
印刷業界の標準色であるJMPAカラー、Japan Colorもカバーしているので、印刷前から出力紙の色味をモニター上で確認できます。
さらにデジタルシネマ規格であるDCI-P3も98%カバーしています。
ColorEdge CG277
ColorEdge CG277はCGシリーズは、モニター筐体下部に自身でキャリブレーションを行う「キャリブレーションセンサー」を内蔵しています。
ハードウェアキャリブレーションを内蔵しているモニターはやはり少数で、画像編集時や印刷時の正確な色合わせには非常に有利なポイントとなります。
センサーはキャリブレーション時のみスイングして現れるため、取付け取外しの手間が省けて効率的です。
工場調整時に、液晶パネルとセンサーとのばらつきを調整、画面中央が最適に調整できるように、センサーの測定位置(画面端)と画面中央との相関を取っているため、精度の高い調整ができ、複数のColorEdgeで統一した色環境を構築することができます。
FlexScan EV3237
FlexScan EV3237はデスクトップに多くの情報を表示できるため、ウィンドウの切替えやスクロールの手間が省け、作業効率が向上します。
また、フルスクリーンで4K解像度の写真やムービーを表示すれば、大画面ならではの迫力を味わえます。
液晶パネルの駆動方式は、視野角特性に優れたIPS方式を採用、上下左右89°の広視野角を実現し、角度による色味の変化や階調の反転を最小限に抑えます。
色の表現力が必須のCADや動画編集にも最適です。
FlexScan EV2750
FlexScan EV2750は大画面27.0型、高解像度ワイドフォーマットに対応しており、一度に多くの情報を参照できるため、頻繁なウィンドウの切替えやスクロールの手間が省け、作業効率を向上できます。
画面を斜めからみても色合いやコントラストの変化が少ないIPSパネルを採用し、かつ狭額縁を活かしマルチモニターの大画面構成でも隅々までクリアに表示できます。
非表示エリア含むフレーム部を従来機種の20.5 mmから6.7 mmと70%以上スリム化しました。
フルフラットのデザインとなり、マルチ構成でも画面の継ぎ目やフレームが目立たず、視線移動が途切れません。
Reported by 正隆