最新カメラメーカーシェア発表!BCN 2022

カメラメーカーシェア2022
画像:BCN(https://www.bcnaward.jp/award/gallery/detail/contents_type=251)

今年もBCN AWARD 2022により、カメラやレンズの2021年の年間シェアとランキングが発表されましたのでご紹介します。

目次
  • ミラーレス部門
  • デジタル一眼レフ部門
  • コンパクトデジタルカメラ部門
  • 交換レンズ部門
  • ビデオカメラ部門
  • アクションカム部門
  • 三脚・一脚部門
  • カメラバッグ部門
  • インクジェットプリンタ部門

今回はBCN AWARD 2022(2021年年間シェア)についてお話しして見たいと思います。

■ミラーレス部門


発表年 1位 2位 3位
2022 ソニー 32.0%(+4.6%) キヤノン 28.2%(+4.4%) オリンパス 12.7%(-10.7%)
2021 ソニー 27.4 % キヤノン 23.8% オリンパス 23.4%
2020 キヤノン 30.9% ソニー 25.9% オリンパス 23.4%
2019 キヤノン 31.6% オリンパス 23.5% ソニー 22.7%
2018 オリンパス 27.7% キヤノン 21.3% ソニー 20.2%
2017 オリンパス 26.8% キヤノン 18.5% ソニー 17.9%
2016 オリンパス 34.5% ソニー 24.8% キヤノン 13.6%
2015 ソニー 34.3% オリンパス 22.3% パナソニック 11.9%
2014 オリンパス 28.9% ソニー 26.5% パナソニック 14.2%
2013 オリンパス 29.8% パナソニック 23.3% ソニー 20.1%
2012 オリンパス 36.6% パナソニック 29.3% ソニー 27.3%
2011 パナソニック 38.7% ソニー 32.2% オリンパス 29.1%

オリンパスのシェアが大幅下落、その分をソニーとキヤノンがごっそり持っていく

おそらく皆さんが最も注目しているであろう、ミラーレス部門ですが、オリンパスが想像以上にシェアを落としました。

一般の方々がスマホに流れてカメラマニアばかりが残ったカメラ市場において、OMデジタルソリューションズになったことによるマイクロフォーサーズマウントに対する将来性への不安感は払拭することは難しかったのでしょう。わずか1年でシェアを半分近く下落させるという結果となりました。

そしてそのシェアは他のミラーレスメーカーに均等に分配されたのではなく、オリンパスが2021年に失った10.7%のシェアの大半である9.0%をソニーとキヤノンが奪った形となりました。

ソニーもキヤノンも大きくシェアを上げており2社で60.2%のシェアですから、

  • OMデジタルソリューションズ(12.7%)
  • ニコン
  • 富士フイルム
  • パナソニック

事実上はこの4社で残りの39.8%を奪い合う形となっています。

現状ミラーレスはソニーとキヤノンの2強体制であるわけですが、残りの4社からどこかが抜け出して3強になるのか、あるいは残った39.8%のシェアもソニーとキヤノンが奪ってしまうのか、今年2022年が分かれ目となりそうな気がします。

■デジタル一眼レフ部門


発表年 1位 2位 3位
2022 キヤノン  59.8%(+7.9%) ニコン 33.9%(-10.9%) リコー  5.8%(+2.8%)
2021 キヤノン 51.9% ニコン 44.8% リコー 3.0%
2020 キヤノン 56.3% ニコン 41.1% リコー 2.4%
2019 キヤノン 57.4% ニコン 39.3% リコー 3.1%
2018 キヤノン 61.1% ニコン 34.4% リコー 4.2%
2017 キヤノン 63.3% ニコン 31.6% リコー 4.8%
2016 キヤノン 56.2% ニコン 36.7% リコー 6.7%
2015 キヤノン 54.7% ニコン 39.1% リコー 4.5%
2014 キヤノン 49.2% ニコン 42.5% リコー 5.2%
2013 キヤノン 52.7% ニコン 35.1% ソニー 7.1%
2012 キヤノン 46.3% ニコン 39.2% ペンタックス 7.5%

ミラーレス注力を宣言するもシェアを大幅に上げたキヤノン

不思議なもので大幅にキヤノンがシェアを上げ、またリコーも元々のシェアが少ないとはいえ、ほぼ倍増と言っていい躍進を遂げています。

今後一眼レフがレンジファインダーのようなニッチな存在になっていくことは想像に難くないため、ニコンはまだミラーレスで勝負できると思いますが、リコーは開き直ってボディ50-100万円といったような高級一眼レフをシリーズ化して、いっそ「一眼レフ界のライカ」のような存在を目指してみてはどうかと思います。

■コンパクトデジタルカメラ部門


発表年 1位 2位 3位
2022 キヤノン 34.1%(-5.0%) ソニー 23.1%(+3.4%) 富士フイルム 11.6%(+0.2%)
2021 キヤノン 39.1% ソニー 19.7% 富士フイルム 11.4%
2020 キヤノン 39.3% ニコン 22.9% ソニー 15.2%
2019 ニコン 31.5% キヤノン 29.8% ソニー 11.9%
2018 キヤノン 27.9% ニコン 25.5% カシオ 17.2%
2017 キヤノン 27.3% ニコン 22.1% カシオ 19.3%
2016 キヤノン 30.5% ニコン 21.0% カシオ 14.8%
2015 キヤノン 28.7% ニコン 15.3% カシオ 15.2%
2014 キヤノン 20.0% ニコン 15.5% ソニー 15.4%
2013 キヤノン 17.6% ソニー 16.5% ニコン 14.1%
2012 キヤノン 16.9% ソニー 15.1% カシオ 13.9%
2011 キヤノン 19.0% カシオ 15.2% パナソニック 13.9%
2010 キヤノン 19.6% カシオ 18.6% パナソニック 14.6%
2009 キヤノン 18.3% カシオ 15.4% パナソニック 15.2%
2008 キヤノン 19.8% 松下電器産業 16.1% ソニー 14.1%
2007 キヤノン 21.0% カシオ 16.3% ソニー 15.2%
2006 キヤノン 18.5% カシオ 14.7% 松下電器産業 12.7%

キヤノンが首位を守るもソニーが迫る

現在のスマートフォンのカメラ性能向上は目覚ましく、もう一般的な価格帯のコンパクトデジタルカメラでは敵わない状態であるため、はたしてコンパクトデジタルカメラ市場がどうなっていくのかは不安な部分です。

■交換レンズ部門


発表年 1位 2位 3位
2022 キヤノン 17.6%(-0.7%) ソニー 17.2%(+1.3%) シグマ 12.6%(-2.3%)
2021 キヤノン18.3% ソニー 15.9% シグマ 14.9%
2020 キヤノン 19.9% ソニー 16.9% ニコン 14.4%
2019 キヤノン 20.7% シグマ 15.7% ニコン 13.7%
2018 キヤノン 21.9% シグマ 16.2% タムロン 13.7%
2017 キヤノン 24.0% シグマ 14.3% ニコン 12.5%
2016 キヤノン 24.1% ニコン 15.2% シグマ 13.5%
2015 キヤノン 21.2% ニコン 15.2% シグマ 13.3%
2014 キヤノン 20.2% ニコン 18.9% シグマ 12.6%
2013 キヤノン 23.3% ニコン 19.6% タムロン 14.5%
2012 キヤノン 21.7% タムロン 20.3% ニコン 19.7%
2011 キヤノン 24.9% ニコン 20.4% タムロン 15.5%
2010 キヤノン 26.3% ニコン 23.3% シグマ 14.1%

交換レンズシェアでキヤノンがトップを守るもソニーがすぐ背後まで迫る

長年トップシェアを守ってきたキヤノンとそれを追うソニーのシェアの差が極わずかとなった交換レンズ部門ですが、シグマはシェアを落としており、3位までしか見えていないだけで実はシグマの背後にニコンかタムロンが迫ってきているのではないかという気がします。

■ビデオカメラ部門


発表年 1位 2位 3位
2022 パナソニック 43.6%(+11.4%) ソニー 26.3%(-11.0%) JVCケンウッド 11.2%(+0.1%)
2021 ソニー 37.3% パナソニック 32.2% JVCケンウッド 11.1%
2020 パナソニック 35.6% ソニー 34.3% JVCケンウッド 14.0%
2019 パナソニック 45.8% ソニー 35.1% JVCケンウッド 13.1%
2018 パナソニック 42.0% ソニー 38.9%  JVCケンウッド 16.4%
2017 パナソニック 41.8% ソニー 36.0% JVCケンウッド 19.9%
2016 パナソニック 37.8% ソニー 36.7% JVCケンウッド 20.3%
2015 ソニー 43.0% パナソニック 30.3% JVCケンウッド 16.2%
2014 ソニー 37.1% パナソニック 27.8% JVCケンウッド 24.4%
2013 ソニー 40.2% パナソニック 24.8% JVCケンウッド 18.2%
2012 ソニー 33.6% パナソニック 25.6% JVCケンウッド 16.9%
2011 ソニー 37.7% パナソニック 21.5% キヤノン 13.6%
2010 ソニー 40.8% パナソニック 24.4% 日本ビクター 20.3%
2009 ソニー 36.1% パナソニック 20.9% 日本ビクター 20.7%
2008 ソニー 38.5% ビクター 20.7% 松下電器産業 15.9%
2007 ソニー 35.5% ビクター 18.8% キヤノン 16.3%
2006 ソニー 38.6% 松下電器産業 21.1% キヤノン 16.4%
2005 ソニー 44.1% キヤノン 19.9% 松下電器産業 18.6%

パナソニックがビデオカメラトップを奪還

ミラーレスではソニーにやられっぱなしのパナソニックですが、ムービーカメラの老舗として2021年は大幅にシェアを上げ、それも丸々ソニーから奪う形で首位を奪還しました。

■アクションカム部門


発表年 1位 2位 3位
2022 GoPro 70.4%(+0.4%) ソニー 7.3%(-0.2%) SAC 5.3%(-1.2%)
2021 GoPro 70.0% ソニー 7.5% SAC 6.5%
2020 GoPro 75.6% ソニー 8.7% SAC 4.5%
2019 GoPro 74.3% ソニー 8.5% SAC 7.2%
2018 GoPro 67.2% ソニー 9.5% パナソニック 7.3%
2017 GoPro 51.2% ソニー 15.5% パナソニック 13.7%
2016 GoPro 33.9% ソニー 25.4% パナソニック 20.5%

■三脚・一脚部門


発表年 1位 2位 3位
2022 ハクバ写真産業 29.1%(-1.8%) Vitec Group 15.5%(-2.0%) スリック 12.6%(+1.9%)
2021 ハクバ写真産業 30.9% Vitec Group 17.5% スリック 10.7%
2020 ベルボン 17.5% Vitec Group 17.3% ハクバ写真産業 16.3%
2019 ハクバ写真産業 17.2% Vitec Group 17.1% ベルボン 16.1%
2018 ハクバ写真産業 17.1% ベルボン 16.8% スリック 12.1%
2017 ベルボン 18.2% ハクバ写真産業 13.8% スリック 10.3%
2016 ベルボン 21.0% ハクバ写真産業 12.9% 新東京物産 11.5%
2015 スリック 18.9% ハクバ写真産業 17.1% ベルボン 16.9%
2014 スリック 25.7% ハクバ写真産業 18.3% ベルボン 9.4%
2013 スリック 24.9% ハクバ写真産業 17.5% Joby 10.2%
2012 スリック 28.9% ハクバ写真産業 18.2% Joby 13.2%

■カメラバッグ部門


発表年 1位 2位 3位
2022 ハクバ写真産業 33.3%(+0.2%) エレコム 18.8%(+2.1%) Vitec Group 5.8%(-0.1%)
2021 ハクバ写真産業 33.1% エレコム 16.7% Vitec Group 5.9%
2020 ハクバ写真産業 34.1% エレコム 18.3% Vitec Group 5.5%
2019 ハクバ写真産業 30.3% エレコム 18.8% Vitec Group 6.9%
2018 ハクバ写真産業 26.7% エレコム 20.4% Lowepro シェア5.0%
2017 ハクバ写真産業25.0% エレコム 20.2% ニコン 4.5%
2016 エレコム 27.4% ハクバ写真産業 18.6% キヤノン 4.8%
2015 エレコム 33.2% ハクバ写真産業 16.4% ソニー 5.1%
2014 エレコム 29.1% ハクバ写真産業 13.7% サンワサプライ 9.2%
2013 エレコム 30.8% サンワサプライ 15.1% ハクバ写真産業 13.8%

■インクジェットプリンタ部門


発表年 1位 2位 3位
2022 エプソン 44.8%(+2.9%) キヤノン 43.6%(-3.6%) ブラザー 10.6%(±0.0%)
2021 キヤノン 47.2% エプソン 41.9% ブラザー 10.6%
2020 キヤノン 43.7% エプソン 42.7% ブラザー 13.0%
2019 エプソン 44.9% キヤノン 42.4% ブラザー 11.8%
2018 キヤノン 44.3% エプソン 42.5% ブラザー 12.1%
2017 キヤノン 45.9% エプソン 40.4% ブラザー 11.6%
2016 キヤノン 45.5% エプソン 39.1% ブラザー 10.9%
2015 キヤノン 42.6% エプソン 39.4% ブラザー 12.0%
2014 セイコーエプソン 41.6% キヤノン 40.0% ブラザー 10.8%
2013 セイコーエプソン 42.5% キヤノン 40.1% ブラザー工業 9.7%
2012 セイコーエプソン 45.0% キヤノン 39.3% ブラザー工業 8.8%
2011 キヤノン 44.6% セイコーエプソン 41.8% ブラザー工業 7.6%
2010 キヤノン 44.2% セイコーエプソン 42.8% ブラザー工業 7.7%
2009 セイコーエプソン 44.6% キヤノン 42.5% ブラザー工業 7.4%
2008 キヤノン 45.2% セイコーエプソン 44.7% 日本ヒューレット・パッカード 3.7%
2007 キヤノン 46.5% セイコーエプソン 44.3% 日本ヒューレット・パッカード 3.2%
2006 セイコーエプソン 45.9% キヤノン 43.4% 日本ヒューレット・パッカード 5.7%
2005 キヤノン 59.6% セイコーエプソン 37.0% レックスマーク 2.0%
2004 セイコーエプソン 51.6% キヤノン 45.6% 日本ヒューレット・パッカード 1.3%
2003 セイコーエプソン 51.0% キヤノン 42.7% 日本ヒューレット・パッカード 3.5%
2002 セイコーエプソン 50.4% キヤノン 38.2% 日本ヒューレット・パッカード 5.5%
2001 セイコーエプソン 52.4% キヤノン 31.5% NEC 6.1%
2000 セイコーエプソン 56.0% キヤノン 28.2% HP 6.2%

画像:BCN

Reported by 平原正隆