Adobe Photoshop CCの新機能、「コンテンツに応じた切り抜き」が発表されました。今回はこの革新的水平出し機能をご紹介したいと思います。
■「コンテンツに応じた切り抜き」の革新性
「ものさしツール」や「角度補正」の問題点
従来Photoshop CCには水平出し機能として「ものさしツール」や切り抜きツールの「角度補正」がありました。これらのツールは簡単に水平出しが可能ですが、水平出しを行ったのちトリミング操作を行う必要があり、このトリミングによって矩形(くけい)の画像に仕上げます。
しかしながらトリミング操作を行うために画角が狭まってしまうという問題がありました。
「コンテンツに応じた切り抜き」なら画角を狭めず水平出しが出来る!
Photoshop CCの新機能、「コンテンツに応じた切り抜き」では、画像を拡大したり回転させた際に生じる空白部分をPhotoshop CCが検知し、隙間を自動的に違和感のない形で埋めます。
この機能は、いつでも違和感なく使用出来るわけではなく、画像周辺部が空または地面のような一定のパターンで構成されている必要があります。切り抜きによって生じた削られた外側にコンテンツを追加して、画角が狭まることを防ぎます。
Photoshopはどこまで進化するのか。
どの程度までの条件で違和感なくこなせるのか不安はありますが、これまでの水平出しの問題を解決するツールとして、実装が非常に楽しみな新機能と言えるでしょう!
画像:Adobe
Reported by 正隆