EISA(European Imaging and Sound Association)が、欧州における過去1年間の優秀な製品を選出する「EISA AWARDS 2016-2017」が発表されましたのでご紹介します。
■EISA AWARDS 2016-2017各部門受賞製品
各部門の受賞作品は以下の通りです。
- プロフェッショナルデジタル一眼レフ部門:EOS-1D X Mark II
- プロシューマデジタル一眼レフ部門:D500
- デジタル一眼レフ部門:EOS 80D
- プロフェッショナルコンパクトシステムカメラ部門:X-Pro2
- プロシューマコンパクトシステムカメラ部門:α6300
- コンシューマコンパクトシステムカメラ部門:OM-D E-M10 Mark II
- フォト&ビデオカメラ部門:α7S II
- プレミアムコンパクトカメラ部門:Cyber-shot DSC-RX1RM2
- トラベルコンパクトカメラ部門:LUMIX TX1
- アクションカムコーダー部門:STYLUS TG-Tracker
- スマートフォンカメラ部門:Galaxy S7/S7 edge
- プロフェッショナルデジタル一眼レフレンズ部門:EF35mm F1.4L II USM
- デジタル一眼レフレンズ部門:SP 85mm F/1.8 Di VC USD(Model F016)
- デジタル一眼レフズームレンズ部門:50-100mm F1.8 DC HSM Art
- プロフェッショナルコンパクトシステムカメラレンズ部門:FE 85mm F1.4 GM
- コンパクトシステムズームレンズ部門:FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
- フォトプリンター部門:imagePROGRAF PRO-1000
- フォトソフトウェア部門:DxO Optics Pro 11
- フォトイノベーション部門:Dual I.S.
■選考に対する疑問
個人的には見たところ納得のいかないものがかなりあります。多くのカメラ賞がいわゆる「大人の事情」で決まってしまうため、ただのメーカーの宣伝活動の一環となってしまい、さらにそれが一般の方にもバレてしまっているために広告としての効果も薄く、結局誰のためにもなっていないように思います。
本当の意味でカメラ選びの指針となる賞の登場に期待したいところです。またその賞に対する信頼とは、選考委員が誰であるか?どのような団体が選んでいるのか?ではなく、「その製品の受賞に多くの人が納得し共感する」ことによって築かれていくのだろうと思います。
中には日本のカメラ記者クラブが主宰する「カメラグランプリ」の部門賞の一つ「あなたが選ぶベストカメラ賞」のように、選考委員ではなく一般投票によって受賞プロダクトを決めるものもあります。
画像:EISA
Reported by 正隆