キヤノンは3月29日、レンズ交換式デジタルカメラ(デジタル一眼レフカメラおよびミラーレスカメラ)において、2003年から昨年2016年まで14年連続で台数シェアNo.1を達成したと発表しました。
同社によれば「EOSシリーズの基本コンセプトである快速・快適・高画質を追求し、キーデバイスであるCMOSセンサー、映像エンジンおよび交換レンズを独自開発し、フラッグシップモデルからエントリーユーザー向けモデルまで、ラインアップをそろえることで、顧客の幅広いニーズに応えてきた」とコメントしています。
■14年連続シェアNo.1!
キヤノンによると、EOSシリーズの基本コンセプト「快速・快適・高画質」を追求するとともに、デジタルカメラのキーデバイスを独自開発してきたとのこと。
確かにこの点ソニーという強力なイメージセンサー製造メーカーがある中、EOSシリーズでは頑なに自社製イメージセンサーを採用し、一時は苦戦していたものの、デュアルピクセルCMOSイメージセンサーなどのブランドイメージを定着させたあたりキヤノンの手腕を感じさせます。
また、同社が「プロから高い信頼を得ているフラッグシップモデルから、簡単な操作で高画質な撮影を楽しむことができるエントリーユーザー向けのモデルまで、強力なラインアップを揃えることで、お客様の幅広いニーズに応えてきました。」というように、非常に幅広いラインアップとプロカメラマンからエントリー層までもれなくカバーするマーケティング力の高さもキヤノンの強みの一つでしょう。
昨年4月にはスポーツ撮影で威力を発揮する最高約14コマ/秒の高速連写が可能なフラッグシップモデルEOS-1D X Mark IIを、さらに2016年9月にはプロ・ハイアマチュアに非常に人気のあるフルサイズ一眼レフシリーズの最新モデルとなるEOS 5D Mark IVなど、話題性の高いモデルを発売してきました。
これからもキヤノンがカメラ業界を牽引していくのか?はたまたキヤノンの牙城を崩すメーカーは登場するのか?楽しみにしたいと思います。
画像:Canon
Reported by 正隆