安くて写りの良いキヤノンEFマウント用おすすめのお守りレンズ10選!

SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art

今日はキヤノン一眼レフユーザーのための、10万円以下で買える安くて写りの良いEFマウントレンズを御紹介したいと思います。

フルサイズ対応レンズとなっていますので、フルサイズ機にもAPS-C機にもお使い頂けるものとなっています。

仕事に趣味に、いざという時持ってて良かったと思えるお守りレンズとなるでしょう。



■10位:キヤノンEF28mm F2.8 IS USM


EF28mm F2.8 IS USM

EF28mm F2.8 IS USMはキヤノン純正の28mmレンズで、単焦点の割には特別明るいレンズではありません。しかし小型軽量かつ手振れ補正内蔵、作りも良く解像感の高い写りが魅力のレンズとなっています。

色収差が大きめであるのがやや気になるところですが、どちらかというとスナップ撮影などのレスポンスの良さが魅力のレンズで、またAPS-C機に付けた場合も35mm判換算で45mm程度と表10レンズとして使い勝手の良い画角となります。

手振れ補正と使い勝手の良い画角で、スナップ撮影が楽しくなること間違い無し。気軽に出かけたい時にもこれ一本として持っていけるレンズです。

DxO Lens Ratingによる評価
レンズ名 EF28mm F2.8 IS USM
総合点 35点
解像力 27P-Mpix
歪曲収差 0.4%
周辺光量落ち -1.8EV
透過率 2.8T
色収差 12μm

■9位:タムロンSP 45mm F/1.8 Di VC USD(Model F013)


TAMRON SP 45mm F:1.8 Di VC USD(Model F013)

タムロンのSP 45mm F/1.8 Di VC USD(Model F013)の特長は、汎用性の高い標準域の大口径単焦点レンズとしては珍しく手振れ補正が搭載されていること、また最短撮影距離が0.29mと短く、寄れる標準レンズであることです。

45mmという焦点距離もまた絶妙で、寄ればかなりボカせますし、50mmほど窮屈さを感じさせない画角も使い勝手を上げています。単焦点レンズでありながら手振れ補正・短い最短撮影距離とも相まって非常に汎用性の高い標準単焦点レンズとなっています。スナップ写真はもちろん、料理や花の撮影にも向いています。

またタムロンならではのボケ味の滑らかさも魅力で、単焦点1本勝負のフォトグラファーに非常におすすめ出来るレンズとなっています。

DxO Lens Ratingによる評価
レンズ名 SP 45mm F/1.8 Di VC USD(Model F013)
総合点 36点
解像力 26P-Mpix
歪曲収差 0.2%
周辺光量落ち -1.1EV
透過率 2.3T
色収差 8μm

■8位:シグマ24-35mm F2 DG HSM Art


SIGMA 24-35mm F2 DG HSM Art

変わり種レンズの代表とも言えるのがこのシグマの24-35mm F2 DG HSM Artです。ズーム比を非常に抑えた設計で、ズームレンズといえども守備範囲は広くありません。しかも大きく重い。

しかしこのレンズの凄さは、まさに高画質な単焦点レンズ3本を1つにまとめたとも言えるその画質です。

F2.0という大口径でありながら解像力や色収差の少なさは特筆すべきもので、24mm、28mm、35mmの「高画質」単焦点レンズ3本をレンズ交換無しに持ち歩けると考えるとそのその価値をご理解いただけると思います。

フルサイズ機としては風景などに最適と言える画角ですし、もしろん夜景や星野撮影などでも活躍するでしょう。

APS-C機であれば36mm,42mm,52.5mm(Nikon機の場合)、38.4mm、44.8mm、57.6mm(Canon機の場合)といったように、スナップ撮影に適した単焦点レンズ3本と考える事もできます。またズームでありながらF2.0ですから背景をボカす事も十分に可能です。周辺光量落ちがやや激しいのが玉に瑕ですが、ご愛嬌というところでしょう。

DxO Lens Ratingによる評価
レンズ名 24-35mm F2 DG HSM Art
総合点 36点
解像力 32P-Mpix
歪曲収差 0.4%
周辺光量落ち -2.1EV
透過率 2.3T
色収差 7μm

■7位:シグマ24mm F1.4 DG HSM Art


SIGMA 24mm F1.4 DG HSM Art

シグマArtシリーズの超広角レンズの一つがこの24mm F1.4 DG HSM Artです。高い解像力と色収差の少なさ、まさに単焦点に求められるものを追求しているのがシグマArtシリーズの単焦点レンズと言えます。

超高画素時代を見越したこのレンズは風景派や広角スナップシューターにとって魅力のある一本です。

DxO Lens Ratingによる評価
レンズ名 24mm F1.4 DG HSM Art
総合点 39点
解像力 30P-Mpix
歪曲収差 0.4%
周辺光量落ち -2.9EV
透過率 1.8T
色収差 6μm

■6位:キヤノンEF100mm F2 USM


EF100mm F2 USM

EF100mm F2 USMは10年以上も前に作られたかなり古いレンズです。しかしその実力は今でも通用するものを秘めており、中望遠レンズとしてバランスの良いレンズとなっています。

際立ってシャープという訳ではありませんから、解像感を重視する方にはオススメしません。また古いレンズだけに逆光耐性も良いとは言えません。

しかし逆光ではないポートレート撮影やスナップ撮影などでは、程よい大きさと大きくぼかせる明るさを兼ね備え、また安いこともあり使い勝手の良いレンズです。

DxO Lens Ratingによる評価
レンズ名 EF100mm F2 USM
総合点 40点
解像力 19P-Mpix
歪曲収差 0.3%
周辺光量落ち -1.4EV
透過率 2.3T
色収差 5μm

■5位:シグマ20mm F1.4 DG HSM Art


SIGMA 20mm F1.4 DG HSM Art

この20mm F1.4 DG HSM Artの大きなポイントの一つはやはり20mmという超広角でありながらF1.4という大口径を実現している点です。星野・星景写真、もちろん風景にも最適なレンズですが、寄ってボカすという表現も可能です。

加えて画質面では解像力が非常に高く、開放付近から高いシャープな写りを実現しています。キレッキレのピント面を持ちながらボカせもする、また寄ればパースペクティブでドラマティックになる。そんな面白いレンズで、何気ないものを撮っても作品になってしまうといういい意味でズルいレンズと言えるでしょう。

DxO Lens Ratingによる評価
レンズ名 20mm F1.4 DG HSM Art
総合点 40点
解像力 33P-Mpix
歪曲収差 0.8%
周辺光量落ち -1.7EV
透過率 1.8T
色収差 6μm

■4位:キヤノンEF35mm F2 IS USM


EF35mm F2 IS USM

EF35mm F2 IS USMは悪く言えば優等生的で面白味のないレンズです。とにかく画質面でも使い勝手においてもデメリットが少なく、無個性なレンズと言えるかもしれません。

しかしこの圧倒的な万能性はどうでしょう?素晴らしく速いオートフォーカス、少ない歪曲、透過率の高いクリアな写り、色収差も少なく解像力も優れています。

加えて使い勝手の良い35mmという画角に加えて手振れ補正付きでありながら小型軽量安価。

これ以上何を望むというのでしょう。いざという時のお守りレンズとしてはもちろん、これ一本で勝負するというスナップシューターにもうってつけのレンズとなっています。

DxO Lens Ratingによる評価
レンズ名 EF35mm F2 IS USM
総合点 40点
解像力 34P-Mpix
歪曲収差 0.4%
周辺光量落ち -1.8EV
透過率 2.0T
色収差 6μm

■3位:シグマ35mm F1.4 DG HSM Art


SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art

汎用性が高く非常に人気のある画角、35mm。世界最強の35mmレンズとは何でしょう?少なくとも画質面で言うなら間違い無くこの35mm F1.4 DG HSM Artが最有力候補と言えるでしょう。

その非常に高い解像力に加えて、歪曲収差及び色収差も非常に良く抑え込まれており、現代的な写りを信条とするこのレンズは現在のまたこれからの超高画素機でも十分に対応可能なレンズの代表です。

最近のシグマArtシリーズは外装の仕上げ質感も非常に高く、純正の高級レンズと比較してもそのクオリティは目を見張るものがあります。

DxO Lens Ratingによる評価
レンズ名 35mm F1.4 DG HSM Art
総合点 41点
解像力 34P-Mpix
歪曲収差 0.3%
周辺光量落ち -2.0EV
透過率 1.6T
色収差 6μm

■2位:シグマ85mm F1.4 EX DG HSM


SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM

85mm F1.4 EX DG HSMはArtシリーズへのリニューアルが待たれるレンズではありますが、その光学性能は非常に高く、また価格もこなれており買い得な一本と言えるでしょう。

高い解像力と非常に少ない歪曲収差、色収差も良く補正されており、シャープさを重視するポートレートや屋外スナップでも活躍することでしょう。

また最新のレンズではないにも関わらず逆光耐性が高いことも魅力でとなっています。

DxO Lens Ratingによる評価
レンズ名 85mm F1.4 EX DG HSM
総合点 43点
解像力 33P-Mpix
歪曲収差 0.1%
周辺光量落ち -1.3EV
透過率 1.6T
色収差 4μm

■1位:シグマ50mm F1.4 DG HSM Art


SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art

ハイコストパフォーマンスレンズの王者に輝いたのは、やはりこのレンズ、50mm F1.4 DG HSM Artでした。

標準レンズとして極めて高い解像力と低収差を実現したこのレンズは、超高画素時代に対応したまさに新世代のレンズを代表する1本と言えるでしょう。

レンズの評価軸は多々ありますが、総合的な評価でこれを超える焦点距離50mm前後の標準レンズは現在世界でOtus 1.4/55しかありませんが、50mm F1.4 DG HSM ArtOtus 1.4/55の1/4の値段で買えることを考えると、まさにバーゲンプライスと呼べる一本です。

難点としてはボケ味そのものは良いのですが、アウトフォーカスが急激にボケるためにやや不自然なボケ方と言えるでしょう。しかしボケ味そのものは悪く無く、開放からピント面の素晴らしい解像を考えれば十分に満足のいくものとなっています。

このレンズの真骨頂はやはりそのピント面の切れ味にあり、開放から等倍での十分にシャープな写りを実現していることでしょう。

DxO Lens Ratingによる評価
レンズ名 50mm F1.4 DG HSM Art
総合点 44点
解像力 40P-Mpix
歪曲収差 0.1%
周辺光量落ち -1.8EV
透過率 1.8T
色収差 6μm

■買って損無し、持ってて安心!お守りレンズ!


ズームレンズメインの方も1本高画質な単焦点レンズがあると便利です。逆に単焦点メインの方は一番良く使う画角にメインとして使用するのも良いでしょう。お腹空いたので昼ごはんを食べます。

参考:DxO MARK
画像:Amazon,Canon,SIGMA,TAMRON

Reported by 正隆