皆さんこんにちは。
各社のフルサイズミラーレスマウントが出揃った昨今、マウントの将来性に関しては多くの方が気にしている部分でしょう。
各メーカーの開発時の事情や考え方によって、フランジバックやバックフォーカスには違いが見られます。
その中でキヤノンのRFマウントは、フルサイズミラーレスとしては比較的長めの20.0mmというフランジバックになっており、フルサイズミラーレスとして最も短い16.0mmのフランジバックであるニコンZマウントとは、レンズ交換式カメラの将来に対して違う読みをしているのが分かります。
レフレックスミラー同様にいずれはメカシャッター(物理シャッター)が無くなることは予想できていただろうに、なぜキヤノンはフランジバックを長めにしたのでしょうか?
目次
- フランジバックの比較
- 各社のフルサイズミラーレスのフランジバック長
- フランジバックを短くすることのメリットとデメリット
- なぜキヤノンは敢えてフランジバックを長くしたのか?
- スチールとムービーの垣根が消える時
- 敢えて被写体ブレを起こすムービー撮影
- フランジバック20.0mmにNDフィルターの搭載は可能
- NDフィルターを搭載することのデメリットは?
- ベストなマウント規格を未来に渡って予想することの難しさ
- RFマウントとZマウントそれぞれにメリットがある
- どこが有利になるかはまだわからない
そこで今回は、キヤノンはイメージセンサーの前にシネマカメラのように、スチール機にもNDフィルターを入れるためにフランジバック長を20.0mmにしたのではないか?という点を考えてみたいと思います。 続きを読む RFマウントのフランジバック長はNDフィルターを内蔵するため?