写真ファンの皆さんこんにちは。
写真愛好家の皆さんは、良く「写真が上手くなりたかったら、単焦点レンズを使え」というような事を耳にすることがあると思います。
しかし、これは嘘もしくは迷信です。
勿論これは単焦点レンズに価値がないというような意味ではなく、単焦点レンズにはメリットも魅力もあるのですが、「単焦点レンズを使えば写真が上達するという点」に関しては間違いであるという事です。
【目次】
- 単焦点レンズを使うと写真が上手くなるわけではない
- なぜ単焦点レンズを使うと写真が上達すると言われているのか?
- なぜ写り方が変わるのに、単焦点レンズを使うことは上達と関係がないのか?
- 撮影距離を変えるのとズーミングでどちらが良いかはケースバイケース
- 真の上達とは何か?
- むしろズームレンズの方が使いこなしは深い部分もある
- 単焦点レンズを使用することの弊害
- ボケやすいことで上手くなったような気になる錯覚
- 単焦点は焦点距離ごとの画角の感覚が身につくのは事実
- 焦点距離ごとの画角感を身に付けるのは単焦点レンズの使い分けに必要な技術
- 実はズームレンズでも画角やパースの感覚は身につく
- 上達とは無関係でも単焦点レンズの魅力は別のところにある
- かつて言われていた単焦点レンズの一般的な魅力
- これまでの常識が通用し難い現代の単焦点レンズ
- それでも単焦点レンズの魅力は無くならない
- 結局、単焦点でもズームでも良い写真は撮れる
そこで今回は、この写真業界に根深く残る、「単焦点レンズを使えば写真が上手くなる」という迷信について、なぜその考え方が間違っているのか、という理由と同時に、単焦点レンズの魅力についても、お話ししたいと思います。