ソニーが米国のフルサイズ市場でシェア2位に躍進!

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米ソニーによると、ソニーのEマウントフルサイズ機のシェアは、米国においてニコンを抜いて金額ベースにおいてシェア2位を獲得したとのこと。

ソニーのフルサイズ市場でのシェアは、前年度と比較して23%もシェアを拡大しており、これに加えて、SONY ALPHA RUMORSではソニーはキヤノンをも抜き、シェア1位を獲得する日が来るだろうと予想しています。

というわけで今回は、米ソニーが発表した、ソニーフルサイズシェア2位獲得のニュースをご紹介します。



■ソニーの市場シェア拡大。世界トップのカメラメーカーを目指す


SONY

米国市場でソニーが遂にニコンを抜いてフルサイズシェア2位を獲得

米ソニーは2017年4月14日、ソニー・エレクトロニクスがデジタルイメージングの世界的リーダーであり、世界最大のイメージセンサーメーカーであり、その継続的な成長によって、アメリカ市場でフルサイズレンズ交換式カメラの第2位まで成長したと発表しました。

2017年、ソニーのレンズ交換式カメラやレンズは、前年同期から二桁成長(+23%)を実現しているとのこと。

フルサイズの市場シェアは全体で+5の成長を遂げていますが、ソニーのみでは+23%大幅な成長を遂げており、仮にソニーが無ければ全体では-2%の減少になるとソニーは告げています。

もちろん、仮にソニーのフルサイズが存在しなければ他のメーカーのフルサイズ機を購入するという方も多いでしょうから、「Eマウントが無ければフルサイズ市場が減退しただろう」というソニーの言い分は完全には正しいとは言えないものの、Eマウントフルサイズ機が他社フルサイズ機よりも好調なセールスを続けているのは事実のようです。

また、ニコンはどちらかと言うと北米よりもヨーロッパでのシェアの方が高かったとは思いますが、それでも決して低くないニコンの北米でのフルサイズ市場シェアを抜いたことは、驚きと共にソニーが革新的なカメラを提供し続け、カメラ業界をリードしてきた証と言えるでしょう。

■押しも押されもせぬカメラブランドへと躍進


ソニーが北米でキヤノンを抜く日は遠くない?

ソニーによると、α7R IIα7S IIなどの主力モデルが人気を牽引したのが要因であると伝えています。

ソニー北米デジタルイメージング担当副社長であるニール・マノウィッツ氏は、「私たちは常に顧客の声に耳を傾け、情熱と顧客からのフィードバックを組み合わせて製品やサービス・サポートに取り組んでいる」とのこと。

またこの発表に合わせて、SONY ALPHA RUMORSでは、ソニーは北米でのフルサイズシェアNo.1であるキヤノンさえも抜くだろうと予測しています。

ソニーは他社と比較してフルサイズにより注力していることもあり、フルサイズ市場でのシェア向上だけでは全体シェアにおいてキヤノンを抜くのはもう少し先のことになりそうですが、ソニーは既にシェア1位のキヤノンさえも射程にとらえていると考えているのかもしれません。

いずれにせよ、「現在最も勢いを感じさせるカメラメーカー」という意味では、ソニーはその最有力候補として名前が上がることが多いように思いますし、かつては「所詮家電メーカー」と揶揄されることの多かったソニーが、遂に北米でも「誰もが認める一流カメラメーカー」と認知されるに至ったことは間違いないでしょう。

画像:SONY

Reported by 正隆