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RFマウントで「やっぱりカメラはキヤノン」になってしまうのか?

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カメラ業界動向を見守る皆さんこんにちは。

遂にキヤノンからフルサイズミラーレス、EOS Rシリーズの正式発表が近付いてまいりました。

ニコンZマウントが発表された矢先ではありますが、キヤノンの発表により、カメラ業界のトップ2メーカーが一気にフルサイズミラーレス市場に参入となりました。

【目次】

  • EFの幕引き役はニコンでもソニーでもなくキヤノンだった
    • RFマウントは実質的なEFとEF-Mの終焉の知らせなのか?
    • RFマウントの内径とフランジバック
    • スタートから魅力的なRFマウントのレンズラインナップ
  • ニコンにもソニーにも最悪のタイミングで発表されたEOS R
    • ニコンを意識した発表時期
    • ソニーの反撃を巧みに回避したキヤノン
  • ミラーレス時代の主役も結局キヤノンなのか?
    • あらゆるメーカーを絶望の谷に突き落としたキヤノンの参入
    • キヤノン以外のメーカーはミラーレス市場で生き残れるか?

そこで今回は、今後のカメラ業界の勢力図の予想をしてみたいと思います。

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カタログスペックに騙されない、カメラの良し悪しの見分け方

D5 XQD

カメラの良し悪しファンの皆さんこんにちは。

カメラの良し悪しを語る上で本当に大切なのは、数値に現れない部分です。

【目次】

  1. シャッターボタンの作り込み
    • 撮影者の感覚に寄り添うのがシャッターボタンの理想
    • シャッターボタンはぶつかって切れたりしないように作らなければならない
    • スイッチ方式による押し込みのし易さの違い
  2. ボディ底面の作り
    • ボディ底面にはカメラ作りの良し悪しが出る
    • カメラの底を見れば、作りの良し悪しが分かる
  3. ファインダーの見え味
    • 数値で表しきれないファインダーの評価
    • ファインダーを比較する際の注意点
  4. 操作レスポンス
    • シャッタースピードや絞り値の反応の良し悪しは撮影に重要な要素
    • 操作の快適性に影響するタッチパネルやメニューの応答性
  5. グリップの握り心地
    • 疲労感にも影響するグリップ
    • 中指部分は深く抉れていれば良いとは限らない
    • 左手の手のひらへの当たりも気にして確認する
  6. ピントリング・ズームリングの感触
    1. レンズの良し悪しは写りの良し悪しだけではない
    2. 適切なトルク感と安定した動きであることが重要
  7. 数字で語れない部分にこそカメラ作りの深遠がある
    • カメラは人間の感覚と切り離せない

そこで今回は、店舗などでカメラを選ぶ際に、実際にどこに注目して実機を見ていけばいいのか?という点について幾つかのポイントをお話ししたいと思います。

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ダブルスロット必須か?ダブルスロットの機能と役割を考える。

EOS-1D X Mark II

カードスロットファンの皆さんこんにちは。

デジタルカメラには主に、「ダブルカードスロット」又は「デュアルカードスロット」(※以下「ダブルスロット」と表記)と呼ばれる記録メディアを2枚挿し出来る機種と、シングルスロットと呼ばれる記録メディアを1枚のみ入れられる機種があります。

【目次】

  • ダブルスロットの機能
    • ダブルスロットが対応する機能
  • プロカメラマンにバックアップのためのダブルスロットは必要か?
    • プロカメラマンに必須と言われる同時記録を改めて疑ってみる
    • 本当にダブルスロットによる同時記録機能は必須なのか?
    • 仕事の上での同時記録の実用的なメリット
  • 写真愛好家にとってのダブルスロットの利便性
    • ダブルスロットの利点
  • ダブルスロットは必須なのか?
    • プロカメラマンにダブルスロットは必須か?
    • 趣味の撮影にダブルスロットは必要か?

そこで今回は、ダブルスロットの機能とその価値はどこになるのか?プロカメラマンにとってダブルスロットは本当に必須なのか?といった点について考えてみたいと思います。

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ニコン一眼レフの信頼性評価試験は修羅の国。

ニコン温度試験

YouTubeチャンネルのNikon Asiaに、ニコンD850の動作試験の動画が掲載されています。

D850の厳しい信頼性テストの様子が紹介されており、落下・衝撃、防塵防滴、高温多湿といった様々な過酷な環境の中での動作確認を行っています。

そこで今回は、このニコンの信頼性・耐久性テストの様子をご紹介します。

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レンズマウント外径・内径とフランジバックの一覧

ニコンフルサイズミラーレス

レンズマウントファンの皆さんこんにちは。

ミラーレスなどで新マウントが登場してきたことで、あるフォーマットのイメージセンサーが搭載できるのか?マウントアダプターが登場しそうか?など、マウント径やフランジバックが注目されることが増えてきました。

そこで今回は、様々なレンズマウントの口径やフランジバックの一覧をご紹介します。

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敢えてサードパーティ製レンズだけで組む夢のレンズラインナップ

105mm F1.4 DG HSM Art

サードパーティ製レンズファンの皆さんこんにちは。

かつては低価格が魅力とも言われていたサードパーティ製レンズですが、近年ではその非常に高い画質性能から積極的にサードパーティ製レンズを選ぶ方が増えてきました。

【目次】

  • レンズのカテゴリーの分類
    • レンズカテゴリー分け
    • 純正レンズは対象外
  • キヤノンEFマウント
  • ニコンFマウント
  • ソニーEマウント
  • マイクロフォーサーズマウント
  • 富士フイルムXマウント
  • ペンタックスKマウント
  • ライカMマウント

そこで今回は、敢えて純正レンズを一切使わずサードパーティ製レンズのみで、画質重視の夢のレンズラインナップを考えてみました。

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ソニーはなぜカメラ業界のトップブランドになれないのか?

α

カメラファンの皆さんこんにちは。

2013年10月、世界初のフルサイズミラーレスカメラとなったα7の発表以来、ここ数年カメラ業界の話題の中心となっていたメーカーはソニーであったと思います。

α7以降、Eマウントαシリーズはその革新性と突出したスペックから多くの喝采を受けてきました。

また「これからはソニーの時代だ」というような意見がカメラ業界の一部の識者の中にも聞こえますが、今回は約7年間Eマウントを実際に使用した上で、私の考えでは「ソニーがカメラ業界のトップブランドになれるとは思わない」というお話をさせて頂きたいと思います。

【目次】

  • カメラとしてのαの弱点
    • 画質面やスペックでは他社をリード
    • イメージセンサーに頼った進化の限界
    • 向上するカタログスペックと向上しない使い勝手
    • αはカメラとして本当に進化していると言えるのか?
    • カメラマニアの巣となっているαシステム
  • 販売面でのαの弱点
    • 裾野を広げることの大切さ
    • ソニーの販売戦略の問題点
    • 差を広げられつつあるシェア
    • 性能で勝りながらセールスで負けることの意味
    • 独占から競争へ
    • 今後のソニーの販売動向予測
    • 結局ソニーも市場シェアを大いに気にしている
  • わたしがαに限界を感じる理由
    • Eマウントが無くなるとか撤退するという意味ではない
    • ソニーの限界は2012年頃から感じていたこと

今回かなりの部分がαに対して批判的な意見であるため、ソニー及びαファンの方にとっては不愉快な表現もあるかとは思いますが、聞き流して頂ければ幸いです。

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写真で重要な色の微妙な違いを判別できる?

X-rite ColorChecker Digital SG KHG3420

色覚ファンの皆さんこんにちは。

色味は写真にとって重要な要素。そこで今回は簡単な色覚テストを作ってみましたので、遊び気分で挑戦して頂ければと思います。

もちろんモニターの性能などに大きく影響を受けるので、気軽にやっていただければと思います。

イージーモードからプロフェッショナルモードまで、果たして全問正解できますでしょうか?

※正解は一番下に記載していますので、各問をメモしながらやっていただければと思います。

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レンズフードを付ける意味とその種類、さらにハレ切りまで全解説

HB-83

レンズに入ってくる有害光をカットし、フレアやゴーストといった現象を防ぐためのアクセサリーに「レンズフード」があり、このレンズフードには、形状や取り付け方式の違いによってさまざまな種類があります。

またレンズフード同様に、フレアやゴーストを防ぐ手段として「ハレ切り」があります。ただし、ハレ切りの語源である「ハレーション」はフィルムカメラ特有の現象であるため、デジカメでは発生しません。そのためここでいうハレ切りとは実質的にはレンズフレアを防ぐための解説です。

【目次】

  • レンズフードを付ける理由は?
    • 有害光をカットすることでフレアやゴーストを防ぐ
    • ぶつけたり落下させた時の衝撃を多少緩和する
    • 雨や雪や指紋が前玉に付着する可能性を下げる
    • 衝撃緩和や防汚効果を期待し過ぎてはいけない
  • レンズフードの形状にはどのようなものがある?
    • 丸形レンズフード
    • 花形レンズフード
    • 角形レンズフード
    • インナーレンズフード(フジツボ形レンズフード)
    • 穴あきレンズフード
  • レンズフードの取り付け方式にはどのようなものがある?
    • ねじ込み式フード
    • バヨネット式フード
    • かぶせ式フード
  • レンズフード選びの際の注意点
    • レンズフードは口径や長さがレンズに適合している必要がある
    • レンズフードは自己責任で改造する場合もある
  • ハレ切りのメリット
    • ハレ切りはデジタルでもフレアやゴーストを防ぐ効果がある
    • ハレ切りはズームレンズの画角に合わせて位置を変えられる
    • ハレ切りはレンズフードよりも広範囲の有害光をカット出来る

そこで今回は、この「レンズフード」と「ハレ切り」について解説させて頂きたいと思います。

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レンズが充実しているマウント、不足しているマウント

AF-S NIKKOR 800mm f:5.6E FL ED VR

レンズラインナップファンの皆さんこんにちは。

一眼レフ、ミラーレスさまざまなマウントが各社から登場していますが、果たしてレンズラインナップが充実しているマウント、不足しているマウントはどこなのでしょうか?

【目次】

  • レンズラインナップ本数比較の条件
    • 本数のカウント方法とカテゴリー分け
    • サードパーティ製レンズは対象外
    • マイクロフォーサーズについて
    • マウントアダプターやコンバージョンレンズの使用は対象外
  • 各マウントのレンズラインナップ比較
    • レンズラインナップ比較表
    • 各部門の最多レンズラインナップマウント
    • 豊富なラインナップを誇る一眼レフマウントは、古いレンズの刷新が課題
    • 着々とラインナップを増やすミラーレスマウントは、特殊レンズの充実が課題
    • 一般的な撮影は殆どのマウントが対応可能

そこで今回は、各カメラメーカーの合計16マウントに関して、どのジャンルのレンズが何本あり、どういった点が課題なのか、各社のレンズラインナップについて考えてみたいと思います。

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