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東京オリンピックのプロフォトグラファーはどんなカメラを使う?

EOS-1D X Mark II vs D5

果たして来たる2020年東京オリンピック、プロフォトグラファーたちはどんなカメラを使うのか?カメラ業界ではよく話される話題です。

そこで今回はその話題を元に論理パズルにしてみましたので、暇つぶしにどうぞ。

難易度:IQ120相当

問題:東京オリンピックを友達と会場で見て来たあなたは、プロカメラマンがどんなカメラを使っていたのか?が気になり記憶を辿ってみました。

あなたは「望遠レンズを使っていたカメラマンが多かった」というのはハッキリと覚えていましたが、他のことは良く思い出せなかったため、一緒に会場でオリンピックを見た友達6人に、プロカメラマンがどんなカメラを使って撮影していたかを聞いてみました。

すると、6人の友人はそれぞれ以下のように答えてくれました。

  • 佐藤:ミラーレスのフルサイズ機で撮っている人が多かったよ
  • 鈴木:ファインダーを覗きながら望遠レンズで撮っている人が多かったよ
  • 田中:標準レンズでカメラにはストラップを付けている人が多かったよ
  • 渡辺:ニコンのカメラでファインダーで撮っている人が多かったよ
  • 伊藤:ストラップを付けていない一眼レフで撮っている人が多かったよ
  • 山本:キヤノンのAPS-C機で撮っている人が多かったよ

友人たちの言っていることがバラバラであったため、あなたは家に帰ってから録画した映像を見て確認してみました。

すると実際の映像から、「望遠レンズを使っていたカメラマンが多かった」という自分の記憶は正しかったものの、6人の友人のうち、常に正しい事を言っていたのは1人だけであり、残りの5人は正しい事と間違った事の両方を言っていたということが分かりました。

さて、これらの条件を踏まえて、以下の質問に答えてください。

  1. 一眼レフとミラーレスはどちらが多かった?
  2. カメラのブランドはどこが多かった?
  3. フルサイズとAPS-Cはどちらが多かった?
  4. 望遠レンズと標準レンズはどちらが多かった?
  5. ストラップはしている人としていない人どちらが多かった?
  6. ファインダーとライブビューどちらで撮っている人が多かった?

正解はこの後!

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操作性が良いカメラメーカーはどこ?

D5 XQD

操作性ファンの皆さんこんにちは。

メニューや操作の分かりやすさはカメラの使いこなしにおいて非常に重要な要素であり、各社のポリシーや撮影に関する知識の蓄積が発揮される部分でもあります。

【目次】

  • キヤノンの操作性
    • クラス毎に操作可能な範囲を大きく変えるという考え方
  • ニコンの操作性
    • 一生知らないまま終わる機能さえある奥深い操作性
  • ソニーの操作性
    • 小型化と操作性のバランスという苦悩
  • オリンパスの操作性
    • ラビリンスの如きメニューと操作性の散漫さ
  • パナソニックの操作性
    • 非常に分かり易いメニューと大柄なボディを活かした操作性
  • 富士フイルムの操作性
    • デジタルでクラシカルデザインを採用することの難しさ
  • リコーの操作性
    • ファンの声を聴きファンのために進化した操作性
  • メーカー全体の印象
    • 各メーカー操作性まとめ

そこで今回は、各カメラメーカーの操作性の良し悪しについて、独断と偏見を元に考えてみたいと思います。

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単焦点レンズを使うと写真が上達する、というのは迷信です。

EF50mm F1.8 STM

写真ファンの皆さんこんにちは。

写真愛好家の皆さんは、良く「写真が上手くなりたかったら、単焦点レンズを使え」というような事を耳にすることがあると思います。

しかし、これは嘘もしくは迷信です。

勿論これは単焦点レンズに価値がないというような意味ではなく、単焦点レンズにはメリットも魅力もあるのですが、「単焦点レンズを使えば写真が上達するという点」に関しては間違いであるという事です。

【目次】

  • 単焦点レンズを使うと写真が上手くなるわけではない
    • なぜ単焦点レンズを使うと写真が上達すると言われているのか?
    • なぜ写り方が変わるのに、単焦点レンズを使うことは上達と関係がないのか?
    • 撮影距離を変えるのとズーミングでどちらが良いかはケースバイケース
    • 真の上達とは何か?
    • むしろズームレンズの方が使いこなしは深い部分もある
  • 単焦点レンズを使用することの弊害
    • ボケやすいことで上手くなったような気になる錯覚
    • 単焦点は焦点距離ごとの画角の感覚が身につくのは事実
    • 焦点距離ごとの画角感を身に付けるのは単焦点レンズの使い分けに必要な技術
    • 実はズームレンズでも画角やパースの感覚は身につく
  • 上達とは無関係でも単焦点レンズの魅力は別のところにある
    • かつて言われていた単焦点レンズの一般的な魅力
    • これまでの常識が通用し難い現代の単焦点レンズ
    • それでも単焦点レンズの魅力は無くならない
    • 結局、単焦点でもズームでも良い写真は撮れる

そこで今回は、この写真業界に根深く残る、「単焦点レンズを使えば写真が上手くなる」という迷信について、なぜその考え方が間違っているのか、という理由と同時に、単焦点レンズの魅力についても、お話ししたいと思います。

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BCN2019カメラ市場シェアはキヤノン全部門首位、ニコンが追い上げ中?

レンズ交換式 一眼レフ ミラーレス コンデジ
キヤノン 46.8% 56.5% 34.6% 35.6%
ニコン 21.9% 43.4% 33.3%
オリンパス 13.7% 28.0% 2.1%
ソニー 12.7% 27.5% 10.5%
パナソニック 3.7% 7.6% 1.0%
富士フイルム 1.1% 2.3% 3.8%
リコー 5.2%
カシオ 8.4%

BCNランキング(全国の家電量販店やECサイトのPOSデータを日次で集計したもの)を元に、BCN AWARD 2019(2018年分)の各カメラメーカーの現時点での国内市場シェアを概算してみました。

2018年上半期のシェアは現在のところ、

  • レンズ交換式カメラ全体:キヤノンが圧倒
  • 一眼レフカメラ:キヤノン首位を維持もニコンが追い上げ傾向
  • ミラーレスカメラ:キヤノンが遂に国内市場で首位に
  • コンパクトデジタルカメラ:キヤノンとニコンが熾烈な首位争い

といった感じだと思います。

今回は2018年上半期のシェア動向について考えてみたいと思います。

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プロカメラマンが○○にマウント移行している、というのは事実誤認

EOS-1D X Mark II vs D5

皆さんこんにちは。

今回はプロフォトグラファーの使用機材に関する余談ですが、ネット上の口コミサイトなどで、

  • プロカメラマンの○○(名前)が、△△(カメラブランド)から、□□(カメラブランド)に変えた
  • プロカメラマンの多くが、○○(カメラブランド)に次々とマウント移行している

というような話を時々耳にすることがあるかと思います。

こうした話は、カメラ業界では定期的に起こる話題なのですが、実状とは異なるケースが多いため、今回はその点についてお話ししたいと思います。

【目次】

  • フォトグラファーの仕事には色々ある
    • フォトグラファーの種類
    • 機材を使用したりレビューすることもフォトグラファーの仕事の一つ
  • セミナー講師や書籍や雑誌に寄稿するフォトグラファーの実際
    • セミナーやイベント講師、雑誌系のフォトグラファーの活動
    • 機材はメーカーから提供される場合がままある
    • セミナー講師や写真系雑誌に寄稿することと、商業写真撮影はかなり違う
  • プロフォトグラファーの現実
    • 商業写真のフォトグラファーは一流だから有名とは限らない
    • 提供されたカメラを使うことと機材を入れ替えることは違う
    • 現実の商業写真のフォトグラファーはそんなに気楽にマウントを変えたりしない
    • プロ市場を狙っていく本当の意味
    • キヤノン・ニコン以外のメーカーがプロフォトグラファーの市場を獲得していくためには?

では、早速始めましょう。

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将来、生き残るカメラメーカーはどこか?

ミラーレスカメラ

カメラファンの皆さんこんにちは。

果たして不況のカメラ業界、未来まで生き残れるメーカーはどこなのでしょうか?

遂にカシオがデジタルカメラ事業からの撤退を発表したことで、カメラファンの中にも「次はどこなのか?」という戦々恐々とした空気が漂っています。

そこで今回は、各カメラメーカーが抱える問題点と将来性について考えてみたいと思います。

【目次】

  • 各カメラメーカーのカメラ事業の現在
    • 各メーカーのイメージング事業の売上高と営業利益の比較
    • 決算資料を見る際の注意点
  • キヤノンの問題点と将来性
    • 勝ち続ける世界最大のカメラメーカー
    • レンズ交換式カメラ市場におけるキヤノンの立ち位置
    • キヤノンが抱える技術力という課題
    • キヤノンは中間層を失っているのか?
    • フルサイズミラーレスはEFかEF-Mか新マウントか?
    • フルサイズミラーレス完全新規マウントの可能性もある?
    • カメラ業界を最も理解しているメーカー
    • キヤノンの強さはプロの気持ちにも初心者の気持ちにもなれること
    • キヤノンは生き残れるのか?
  • ニコンの問題点と将来性
    • 名門は復活したのか?
    • ニコンのブランディングの弱点
    • ミラーレスという最大の課題
    • フルサイズミラーレスは成功するのか?
    • 一眼レフの今後は?
    • ニコンは生き残れるのか?
  • ソニーの問題点と将来性
    • 現在カメラ業界の台風の目
    • 高い技術力と低い写真撮影への理解
    • α9から感じる、開発者の撮影経験の少なさ
    • 現代においてプロフォトグラファーの市場を狙う意味
    • ソニーは生き残れるのか?
  • オリンパスの問題点と将来性
    • 岐路に立たされるミラーレスの立役者
    • オリンパスのカメラ事業の今
    • 未だ燻り続けるセンサーサイズの選択
    • 自ら「ベストバランス」と言ってしまったことの苦しみ
    • オリンパスは生き残れるのか?
  • パナソニックの問題点と将来性
    • 苦境に立たされている先駆者
    • あまりにも下手すぎたパナソニックの広告戦略
    • 動画にパラメーターを振ったのは基本的には戦略ミスだった
    • パナソニックは生き残れるのか?
  • 富士フイルムの問題点と将来性
    • 中判ミラーレスを抱える老舗
    • 現在のXシリーズの閉塞感
    • 富士フイルムは生き残れるのか?
  • リコーの問題点と将来性
    • リコーの今
    • カメラでも「野武士のリコー」で耐えてきた
    • カメラは性能よりもブランド力が物を言う
    • 問題は次の手を打てなくなりつつあること
    • リコーは生き残れるのか?
  • 5年後、10年後、15年後生き残っているカメラメーカーはどこか?
    • 5年後、10年後、15年後の存続確率予想

では早速、始めましょう。

※今回各メーカーのカメラ作りや販売戦略に関して批判的なことを多数書いているため、「特定のメーカーやシステムに強い愛着を持っておられる方」などは、気分を害される恐れがあるため、読まないことを強くお勧めします。

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ブランドや口コミに惑わされない、正しいカメラの選び方

EOS Kiss X9i ダブルズームキット

カメラ購入予定の皆さんこんにちは。

カメラを買う時、皆さんどのような基準で選ばれているでしょう?

  • ブランド(メーカー)
  • スペック
  • 口コミサイトの評価
  • カメラ雑誌の評価
  • 販売店の店員さんのアドバイス
  • デザイン

様々な選び方があるでしょう。しかし沢山の情報に惑わされてはいないでしょうか?

【目次】

  • いきなりメーカーを決めるのは愚の骨頂
    • メーカーは選ばなくて良い
  • 最初に考えるべきは、あなたが何を撮りたくてカメラを買うのか?
    • 撮りたいものが無いなら買わなくてもいい
    • 主な撮影ジャンル
  • 被写体の次に、自分が重視するものを書き出して優先順位をつける
    • あなたがカメラに求める要素を書き出す
    • 重視しない要素をわざわざ書く必要はない
    • あなたにとっての理想のカメラとは、全方位に高性能なカメラのことではない
    • 求めるカメラの要素に優先順位を付けていく
  • 求める要素を具体的な機能にして置き換えて考える
    • あなたが求めるカメラの要素をカメラ用語に変える
    • あなたにとっての理想のカメラのスペックが確定する
  • 実際にどのようなカメラがあるのか?
    • 条件が決まれば自ずと機種もレンズも決まる
  • カメラ選びはブランドや他人の評価を気にしないことが大切
    • 不要な先入観を持たなければ、選択肢が広がる
    • カメラ選びの要点

そこで今回は、本当にあなたが選ぶべき機種を「自分自身で」見つけるための、正しいカメラの選び方について、私なりの考え方をご紹介したいと思います。

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写真の色を合わせるカラーマネージメントの簡単な方法を解説

DSC04173
Photo by 正隆

写真愛好家の皆さんこんにちは。

デジタルカメラで撮影した写真をプリントしていて困るのが、PC上のモニター(ディスプレイ)で見えている色と、実際にプリント(印刷)した時の写真の色味に差異が発生するケースです。

幾らRAW現像やレタッチ時にモニター上で色調を調整しても、プリントして見ると色味が違ってしまう、また他のモニターに変えて見た場合など以前のモニターで見ていた色と違う。

そういった色味に関する問題が頻繁に発生します。

その問題を解決し、モニター上で見る色調とプリントの色調が合うように調整する作業や、モニター間での色調の違いを一致させる作業、それがカラーマネージメントです。

【目次】

  1. なぜ写真は画像とプリントで色がズレるのか?
    • 色空間(カラースペース)とは?
    • 色空間の種類 同じ写真であってもデバイスが変わると違う色に見えている
    • 色空間やデバイスの設定が統一されていればほぼ同じ色に再現できる
    • カメラでもAdobe RGBを設定することができる
  2. カラーマネージメントシステムとは?
    • 色を一致させるカラーマネージメントシステム
    • カラーマネージメントに重要な「ICCプロファイル」とは?
    • ガモットマッピングとは?
  3. 実践的で簡単なカラーマネージメント
    • 結局簡単に色を合わせるにはどうすれば良いか?
    • 1.カメラでAdobe RGBに設定する
    • 2.モニター周辺を色評価光か、演色性の高い「昼白色」の照明環境下で作業を行う
    • 3.モニターもカラーキャリブレーションしてAdobe RGBに設定する
    • 4.LightroomやPhotoshopのようなAdobe RGBを扱えるアプリケーションでセレクトや画像編集を行う
    • 5.ICCプロファイルを利用してPhotoshopやLightroomからプリントする
  4. プリンターごとのカラーマネージメントの実際の設定
    • キヤノン製のプリンターで印刷する場合の手順
      • マッチング方式の「知覚的」の意味
      • マッチング方式の「相対的な色域を維持」の意味
    • エプソン製のプリンターで印刷する場合の手順
  5. 結局どうすれば写真の色は合うのか?
    • Adobe RGBかsRGBか?は、必ずしも重要ではない
    • 手っ取り早い組み合わせ
  6. カラーキャリブレーションの重要性
    • モニターは使っているうちに色も明るさもズレていく
    • カラーキャリブレーションの頻度
  7. カラーキャリブレーションの種類
    • カラーキャリブレーションの種類と原理
    • ソフトウェアキャリブレーションとは?
    • ハードウェアキャリブレーションとは?
    • ハードウェアキャリブレーションとソフトウェアキャリブレーションの違い
  8. 楽に正確な色を見たいなら、カラーマネージメントモニターがおすすめ
    • カラーマネージメントモニターの数々の利点

そこで今回は、この「カラーマネージメント」と、モニターの色調を調整するための作業である「カラーキャリブレーション」についてなるべく平易な表現でご説明させていただければと思います。

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報道写真の傑作の過半数はニコンのカメラで撮影されている?

ベネズエラの危機
ベネズエラの危機:Ronaldo Schemidt

報道写真ファンの皆さんこんにちは。

「世界報道写真展(WORLD PRESS PHOTO)」は、世界で最も有名な報道写真のコンテストであり、1955年にオランダのアムステルダムで世界報道写真財団が発足したことを機に、翌年から始まったドキュメンタリー、報道写真の世界的展覧会です。

世界報道写真コンテストは、毎年、1-2月にかけて前年に撮影された写真を対象に、十数人からなる国際審査員団によって入賞作品を選出し、「世界報道写真展」として、世界中の約100会場で展示されます。

第61回を迎える2018年の世界報道写真展には、125カ国の地域から、4,548人のフォトグラファーが参加、73,044点の作品の応募がありました。

そして、全8部門において、22カ国、42人のフォトグラファーの作品が受賞しましたが、スペインの有名カメラサイトPHOTOLARIがそれら受賞作品129作品のうち、カメラ情報が記されていた97作品のデータを対象に使用機材の調査を行いました。

その結果、受賞作品の半数以上がニコン製のデジタル一眼レフで撮影されているということが判明しました。

ちなみに、この記事のアイキャッチ画像となっている大賞作品「ベネズエラの危機」も、ニコンのフラッグシップ機D4Sによって撮影されたものです。

そこで今回は、この調査の詳細と共に、果たして世界の傑作報道写真はどんなカメラを使って撮影されているのか?をご紹介したいと思います。

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世界初の民生用デジタルカメラはQV-10ではなく、富士フイルムのFUJIX DS-X

QV-10

カメラファンの皆さんこんにちは。

最近カシオがデジタルカメラ事業から撤退したことに関連して、「世界初のデジタルカメラを作ったカシオ」、あるいは、「世界初の民生用デジタルカメラを発売したカシオ」であると勘違いされているケースがしばしば見受けられます

これも「QV-10」があまりにも有名であるからなのだろうとは思いますが、

  • 世界で初めてデジタルカメラを発明したメーカー
  • 世界で初めてデジタルカメラを発売したメーカー

いずれもカシオではありませんし、当然QV-10も、世界初の民生用デジタルカメラではなく、カシオに先行して民生用デジタルカメラを発売していたメーカーは数社ありました。

そこで今回は、

  1. 世界で初めてデジタルカメラを開発したメーカーは?
  2. 世界で初めてデジタルカメラを発売したメーカーは?
  3. QV-10がこれほど有名になった理由は?

という3点について、解説させて頂きたいと思います。

【目次】

  • 世界で初めてデジタルカメラを開発したメーカーは?
    • 世界初のデジタルカメラはイーストマン・コダックによって作られた
  • 世界で初めて民生用デジタルカメラを発売メーカーは?
    • 実際に発売された世界初の民生用デジタルカメラは富士フイルム「FUJIX DS-X」
    • デジタルカメラの前身となった「電子スチルビデオカメラ」
    • 民生用デジタルカメラの誕生とその系譜
  • QV-10がこれほど有名になった理由は?
    • なぜQV-10はエポックメイキングなカメラとして名を残したのか?
    • 誤解を招いたドキュメンタリー番組「プロジェクトX」

果たして世界初の民生用カメラはどのような機種であったのでしょうか?そして、カシオのQV-10はなぜこれほど有名になったのでしょうか?今回はこのお話をさせて頂きたいと思います。

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