皆さんこんにちは。
以前お話ししたように、α7 IVはポンコツではありますが、α7 IIIから成長していないわけではありません。
皆さんこんにちは。
今現在、雑誌や写真集などのグラビアの撮影でリアルに活躍しているフォトグラファーは一体誰なのでしょう?
グラビアのある雑誌は限られているため、雑誌グラビアのフォトグラファーは狭き門となっています。
雑誌の場合「1ページ○万円」とか「1回の撮影につき○万円」というように雑誌ごとに撮影単価が決まっているため、同じ雑誌で同じ場所の同じページ数を担当すれば若手でもベテランでも基本的にギャラは同じです(出版社からすればフォトグラファーごとに交渉などしていられないので、ほとんどの雑誌のグラビア撮影はそういう慣例になっています)。
そのため様々な雑誌で活躍していて実績のあるフォトグラファーに依頼が集中するのが常で、仮に実力があっても実績のないフォトグラファーが雑誌の巻頭グラビアを任されることはありませんし、逆に有名でも向上心がなくなり撮影のほとんどの工程をアシスタント任せにするような、実力が伴わなくなった名ばかりの大御所フォトグラファーも自然淘汰される世界です。
つまり有名誌のグラビアページを任されるようになるには、実力と実績の両方が揃っていなければなりません。
そこで今回は、いまグラビア撮影で特に目覚ましい活躍をしているフォトグラファーが誰なのかを調べるために、一般週刊誌で最も発行部数の多い「FRIDAY」を参考に、過去約3年10ヶ月分のデータから巻頭グラビアを担当したフォトグラファーとタレントさんの登場回数を集計してみました。
雑誌の傾向に合わせて登場するタレントの傾向は変わるものの、フォトグラファーに関しては基本的に他の雑誌でも同様の傾向であるため、漫画雑誌の巻頭グラビアから写真集まで、いま日本のあらゆる雑誌でグラビア撮影をしている有名フォトグラファーたちがズラッと名を連ねています。
皆さんこんにちは。
以前レンズのMTF曲線図の表記には、
ということをこちらの記事で書かせて頂きました。
ただこれら3つ全てを知っている人はかなり稀で、カメラ開発者やフォトグラファーでも知らない人はざらにいるため、一般のカメラファンで3つとも知っているのは現状では相当詳しい一握りのかただけでしょう。
そのために比較できない異なるメーカーのMTF曲線図を比較してしまうわけです(同じ表記方法であっても異なるメーカーのMTF曲線を比較することはおすすめしませんが)。
この異なるMTF曲線の表記の混在が認知されていないことは、カメラ業界にかなり悪影響を及ぼしていると思います。
今回は以下のメーカーに、幾何光学的MTFと波動光学的MTFのどちらでサイトやカタログに表記しているかを以下のメーカー(既に併記されているシグマとリコー以外)に問い合わせてみました。
トキナーにも問い合わせましたが、1週間経っても回答が得られなかったため残念ながら非掲載とします。
果たして皆さんは、どのメーカーが幾何光学的MTFでどのメーカーが波動光学的MTFだと思いますか?
というわけで今回は各メーカーのMTF曲線図の表記の違いのお話です。 続きを読む 幾何光学的MTFか波動光学的MTFかを各メーカーに聞いてみた。
皆さんこんにちは。
本格的なフルサイズミラーレス時代が到来し、Eマウント口径の小ささに由来する光学設計やメカ設計の制約で競合他社に付いていくのが厳しくなってきているソニーですが、このままではαはジリ貧となってミノルタの二の舞になるのは明らかです。
かつてオリンパスはカメラ女子ブームに乗って隆盛を誇り、売れたがゆえにマイクロフォーサーズマウントから引き返せなくなりフルサイズ化の機会を失い衰退していきました。
現在のαも全く同じ道を辿っており、売れてしまったために既に限界を迎えているEマウントに執着してしまい、少しずつ苦しい状況に追い込まれています。
もしもそれが分からないという初心者の方には今回の内容は少し難しいと思いますので、30年くらい勉強して詳しくなったらなった頃にまたお越し頂ければと思います。
逆に「Eマウントの将来が暗いなんて常識でしょ」という中級者以上の方は是非読み進めて頂ければ幸いです。
ところでソニーがコニカミノルタからカメラ事業を引き継いだのが2006年ですから、なんだかんだでソニーは15年間もレンズ交換式カメラを作ってきたわけです。そのソニーがミノルタの敗戦を繰り返したのでは可哀想ですよね?
そこで今回はソニーグループ109,700名の全従業員の誰よりもカメラに詳しい私が、ソニーの代わりにαの生き残り策を考えてあげることにしました。
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というわけで今回はαの生き残りのための方法を考えていきましょう。
皆さんこんにちは。
遂にニコンのフルサイズミラーレス機、Z 9が正式発表されました。
ここ数年「ニコンは落ち目」などと散々言われてきて、またネット上のコミュニティだけでなく一般のニュースメディアですら、そうした論調に便乗する形でニコンの業績不振を報道してきました。
しかしニコンのカメラが駄目かというとそんなことは全くありません。むしろ今のZマウント機の写りは非常に高品質でおすすめですし、個人的にはニコンは今最も過小評価されているメーカーだと思っています。
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そんな中で出てきたこのフラッグシップ機Z 9ですが、良いところを挙げているときりがないくらい素晴らしい機種なので、今回は敢えてZ 9の少しだけ残念に感じた部分についてお話ししていこうと思います。
家電業界大手としてパナソニックがカメラ業界に参入して早24年。LUMIXブランドも立ち上げから今年2021年に11月には丁度20年目の節目を迎えます。
カメラの出来は悪くないのに、LUMIXがセールス面で苦戦していることは否めません。なぜLUMIXは売れないのでしょう?
というわけで今回はLUMIX20周年ということで、LUMIXの20年の歩みを簡単に振り返りつつ、パナソニックがカメラ業界でなかなか成功しない原因とこれからやるべきことについて考えてみたいと思います。
ネガティブキャンペーンと勘違いする人が稀にいるので先に言っておきますが、私は動画撮影ではLUMIX GH5を使っていますし、とても良いカメラだと思っています。
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皆さんこんにちは。
以前違う記事の中で、ストロボ同調速度(またはフラッシュ同調速度)が1/250秒だろうが1/400秒だろうが大した意味なんてないという趣旨の話を少しさせて頂きました。
今回はその部分だけをより分かりやすい形でかつ詳細に、Q &A形式で、「なぜ意味がないのか」をまとめておこうと思います。
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我々がカメラを正しく評価できるようになれば、カメラはより良い方向に進化していくでしょう。
皆さんこんにちは。
最近オリンピックでの惨敗を受けて、どこぞのメーカーも必死なのか、先日も「明らかに事実と異なるソニー礼賛の報道が連続して流されている」というお話をこちらでしました。
今回はソニーショップ(ソニー製品を専門に扱う系列店)が、公式ショップブログで8月に流していたブログ記事について検証してみたいと思います。
ソニーショップがどういった位置付けの存在なのかについては、ソニーの公式サイトをご覧ください。
上のトップ画像はそのソニーショップの公式ブログ「五輪のカメラに異変 ソニー“α”大躍進」という記事からの引用ですが、要するに画像の、
で、「ソニーがこんなに東京オリンピックで使われています!」という趣旨の記事の画像なのですが、皆さんこの画像のおかしな点、お気付きでしょうか?
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皆さんこんにちは。
皆さんの記憶にも新しいと思いますが、東京2020オリンピックで、キヤノン・ニコンの高い壁の前にソニーはプロフォトグラファーのシェアで惨敗しました。
それは私が書いた検証記事だけでなく、キヤノン Globalの公式でも競技会場とシェアを明示した上で、「我々(キヤノン)がトップシェアだった」と明言しています。
しかしなぜかその後から、幾つかのメディアから根拠を一切示さずに、
といった、まるでソニーのカメラがオリンピックで大活躍したかのような事実に基づかない内容のフェイクニュースがタイミングを合わせたように報道されています。
この不可思議な現象は一体どういうことでしょう?こうした記事は誰の意向で書かれているのでしょうか?
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今回はプロフォトグラファー市場に関する、ソニーを持ち上げる胡散臭いニュースの中身を検証していこうと思います。
皆さんこんにちは。
ソニーαシリーズの中核をなすα7シリーズと言えば、フルサイズミラーレスとして登場し今ではすっかり有名になりました。
このαシリーズ、ノーマル、R、Sと三種類あるわけですが、初代機α7から最新モデルまで、大きさや重さはどのように変わっていったのでしょうか?
今回は、α7シリーズのサイズと質量、そして競合他社のフルサイズミラーレス機の軽量モデルとの比較をご紹介します。