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EOS-1系はなぜEOSと1の間に「-」ハイフンが入っているのか?

画像引用:Amazon(https://amzn.to/3d789Q0)

みなさんこんにちは。

今日はちょっとしたトリビアですが、キヤノンのフラッグシップ機にはフィルム時代から代々、

という風に、「EOS」と「1」の間に「-(ハイフン)」が入っていることで有名です。

これは他のEOSシリーズでは見られないことで(実は一部例外がありそれは本編でご紹介します)、EOS 5DやEOS 6D、あるいはミラーレスのEOS R5やEOS R6シリーズでもハイフンはありません。

そもそもなぜフラッグシップ機である1系にだけハイフンがあるのでしょうか?その歴史と経緯についてお話ししたいと思います。

目次

  1. ハイフンが入っていたEOS-1系たち
  2. 例外的に存在したEOS-3
  3. 実はEOS以前から1系にはハイフンが入っていた
  4. 結局なぜ1系には「-(ハイフン)」が入っているのか?

結論だけ知りたいという方はガッとスクロールして頂いて、終盤の「4.結局なぜ1系には「-(ハイフン)」が入っているのか?」だけ読んでいただければと思います。

ただ歴史的な流れも知っておいた方が面白いと思うので、時間のある方は全部読んでみるのをお勧めします。

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EOS R3のサイズをα1やEOS R5やEOS-1D X Mark IIIと比較する

皆さんこんにちは。

EOS R3の開発発表が行われました。

写真では結構大きく見えるEOS 3ですが、そこでEOS R3を一眼レフフラッグシップ機であるEOS-1D X Mark IIIとRFマウントのEOS R5、そしてソニーのフラッグシップ機であるα1とでサイズを比較してみました。

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フラッグシップ機がバッテリーグリップ一体型になった理由

画像引用:軒下デジカメ情報局(https://twitter.com/nokishita_c)

皆さんこんにちは。

昨今ではミラーレスのフラッグシップ機(ソニーα1やニコンZ 9)を巡って、「フラッグシップ機はバッテリーグリップ一体型が良いのか?分離型が良いのか?」について語られることが増えています。

またキヤノンはEOS R3で久しぶりに3シリーズを復活させるようで、こちらは後にフラッグシップのEOS-R1が控えていると思いますが、3シリーズからすでに一体型を選択したようです。

このフラッグシップは一体型か?分離型か?という議論は今に始まったことではなく15年以上も前にもあったのですが、カメラマニアがある程度入れ替わったのか、報道やスポーツ用のフラッグシップ機の主流がバッテリーグリップ一体型になっていった経緯を知らない世代が増えてきていると思います。

目次

  • バッテリーグリップ一体型のメリット
    1. 一体型の方が後付けバッテリーグリップより操作性が良い
    2. 一体型の方が剛性感に優れる
    3. 一体型の方が重量バランスが良く長時間の操作で疲れない
    4. 一体型の方が防塵防滴性を上げられる
    5. 一体型の方が排熱性に優れる
    6. 一体型の方がバッテリーの持ちが良い
  • バッテリーグリップ分離型のメリット
    1. 分離型の方が携帯性に優れる
  • そしてフラッグシップは一体型になった
    • 結局、報道やスポーツ撮影では分離型より一体型の方がメリットが圧倒的に多い

15年以上も経ってまた同じ議論をしているのは本当に時間の無駄だと思うので、今回はフラッグシップ機(報道用・スポーツ用のプロ機)の主流が一体型になった理由についてまとめておきたいと思います。

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デジタルカメラが正方形イメージセンサーを採用しない理由

画像:Amazon(https://amzn.to/399KZGt)

皆さんこんにちは。

カメラマニアも初心者を抜け出すくらいになってくると、

  • 縦位置の撮影時にカメラを構え直さなくて良い
  • 三脚に横位置で固定したまま縦位置撮影もできる

といった理由から「正方形のイメージセンサーや円形センサーを採用してはどうか?」ということを考え始め、正方形イメージセンサー待望論のような意見が定期的に出てきます。

実は正方形のイメージセンサーを搭載したデジタルカメラは、レンズ一体型カメラ(コンパクトデジタルカメラ)で過去に存在はしていました。また工業用カメラや特殊撮影用カメラでは現在も存在しています。

しかしレンズ交換式カメラ、いわゆる「デジタル一眼レフ」や「ミラーレスカメラ」で、正方形イメージセンサーを採用している民生機は現時点ではありません。

これはコスト面だけでなく、

  1. 正方形イメージセンサーを採用できない理由
  2. 正方形イメージセンサーを採用するメリットがない

といったことがあるからです。

目次
  • なぜ正方形イメージセンサーは採用されないのか?
    1. フルサイズセンサーを正方形にするとマウント径が足りない
    2. 電子接点と干渉してしまいオートフォーカスも出来ない
    3. 花形レンズフードやフレアカッターと干渉してこれまでのレンズがケラレてしまう
    4. フルサイズマウントに24×24mmのAPS-C正方形イメージセンサーを入れるのも無意味
    5. その他色々な意味で現実的ではない
  • 正方形イメージセンサーの実現性は低い
    • 正方形イメージセンサーは現実的ではないし作っても売れない

というわけで、今回は「カメラメーカーはなぜ正方形イメージセンサーを採用しないのか?」について解説したいと思います。

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雑誌で活躍したいフォトグラファーのための持ち込みの時のポイント

画像:Amazon(https://amzn.to/3qkknIq)

皆さんこんにちは。

皆さんの中には既にプロとして活動している方、あるいはこれからプロになりたい方もおられるかと思います。

プロフォトグラファーと言ってもジャンルは様々ですし、プロになるためのルートも幾つもあります。

そこで今回は、雑誌のフォトグラファーになりたいというかた向けに、雑誌編集部へ持ち込みを行う際のコツをご紹介します。

目次

  1. 雑誌の発売日前などは避ける
  2. 編集部の連絡先が分からない場合は奥付を見る
  3. 電話で冷たい対応を受けても気にしない
  4. 雑誌の傾向を知ってポートフォリオを持ち込む
  5. 持ち込み用のブックとウェブポートフォリオも
  6. 雑誌の最新号だけでも読んでおこう
  7. 名刺やプロフィールシートもしっかり渡していこう
  8. 有名誌だからといって臆することはない
  9. 小さい出版社は依頼までの話は早いがリスクもある
  10. 有名誌だから特別ギャラが高いというわけではない
  11. 変化があれば一度持ち込んだ出版社でもまた持ち込んでいい
  12. 持ち込みが徒労になってもめげない!絶対にめげない!

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α1はオリンピックには使われないだろうけど、広告写真には魅力的だと思う。

画像引用:SONY(https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-1/)

皆さんこんにちは。

ソニーからフラッグシップ機α1が発表され話題となっています。高画素+高速連写を実現し、α9シリーズとα7Rシリーズの両方の機能を兼ね備えたようなハイスペックモデルであり、一部ではオリンピックのような大規模スポーツイベントを撮影するフォトグラファーをターゲットとしているとも言われています。

ただこの作りだとα9シリーズがワールドカップで全然使われなかったように、東京オリンピックが無事開催されたとしても、α1を使うフォトグラファーは現実には殆どいないと思います。

しかし逆にα1はスタジオ撮影を主体とするようなコマーシャルフォトグラファーには向いているのではないかという気がするので、今回はその話をしたいと思います。

目次

  • α1オリンピックフォトグラファーに向いていない理由
    • 相変わらず全然スポーツ向きでない操作部
    • オリンピックフォトグラファーはきっとα1を選ばない
  • α1がコマーシャルフォトフォトグラファーに向いている理由
    • スタジオ撮影では使いやすそうな操作部
    • 静止画も動画も1台でいける高い汎用性
    • コマーシャルフォトグラファーでお金があればおすすめ
  • α1は誰におすすめなのか?
    • 結局誰におすすめなのか?

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2021年プロフォトグラファーが良く使っているカメラは?

画像:Amazon

皆さんこんにちは。

さて今回は2年ごとの恒例企画となっている、フォトグラファー白書 2021が発表されましたので、こちらをご紹介します。

フォトグラファー白書とは、広告写真業界の専門誌である玄光社のコマーシャル・フォトが広告業界で活動するプロフォトグラファーを対象にアンケートを行い、現在のプロフォトグラファーの状況を2年おきに調査しているものです。

アンケート内容は仕事内容に関するものを中心に、現在使用している機材といったものもあります。

  • プロフォトグラファーたちが本当に使っているカメラは?
    • コマーシャルフォトグラファーに使われている機種
    • ミラーレスへの移行が進み始めた
    • メーカー別の割合は?
    • コマーシャルフォトグラファーが「今年買った」機材
    • コマーシャルフォトグラファーが「今欲しい」機材
    • プロフォトグラファーの現在

果たして撮影を収入のメインとしているリアルな広告業界のプロフォトグラファーたちは、どんなカメラを使っているのでしょうか?

今回はそのアンケート結果の一部とそれに対する私の個人的な感想を書いてみたいと思います。

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EOS R5の個人的おすすめメニュー設定一覧

EOS R5
画像:Amazon

みなさんこんにちは。

私は現在静止画の仕事はキヤノンとニコンで撮影していますが、今回はキヤノンで使用しているEOS R5の初期設定から変えている部分などを大まかにご紹介したいと思います。

キヤノン機や同様の機能がある他社機でも参考にして頂ける部分があればと思います

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ソニーがカメラ業界に残した功績と罪過

今回はこの10年近くの間カメラ業界の話題の中心となり続け、そして今、そのブームに終わりを告げようとしているソニーEマウントについて、ソニーのカメラ業界における功績と罪過を総括したいと思います。

(当時)家電業界から、保守的なカメラ業界に本気で戦いを挑み、イメージセンサーを核とした革新的技術によって時代の寵児となってカメラ業界を牽引してきたソニー。

しかしそのαの熱狂が今、終焉の時を迎えようとしています。

  • ソニーの躍進
    • カメラ業界の凋落がソニーに追い風を吹かす
    • ついに訪れたソニーαの黄金期
  • ソニーの凋落
    • フルサイズミラーレスというブルーオーシャンの終わり
    • 奪われていくフルサイズミラーレス市場でのシェア
  • ソニーがカメラ業界にもたらした功績と罪過
    • 技術革新によってカメラ業界を進歩させた功績
    • 業界の住み分けを崩壊させた罪過
    • 業界に創造と破壊をもたらしたソニーの未来

果たしてソニーがカメラ業界にもたらした物はなんだったのか?

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秋篠宮さまと悠仁さま、Nikon Dfを使って写真撮影を楽しまれる。

画像:ANNnewsCH(https://www.youtube.com/watch?v=-bmMBAuW9ew&ab_channel=ANNnewsCH)

秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまが9月6日、14歳の誕生日を迎えました。

宮内庁によると、悠仁さまは最近では父親である秋篠宮さまから写真の撮影方法などについて教わっているとのこと。

天皇陛下も写真撮影がご趣味として知られていますが、秋篠宮さまも写真撮影を楽しまれるようで、使用されている機種は映像を見るに、ニコンのDf(シルバー)のようです。

そこで今回はそのようなニュースです。

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